高鍋町青木地区の県道改良説明会に参加させていただきました。
「子どもたちが毎日のように危険にさらされている!なんとか歩道を設置して欲しい!」
「高齢者が道を容易に横断することもできない!」
「先日も車と自転車の接触事故があったばかりよ!」
との訴えがあり、即座土木事務所に出向いて、実態を説明したのが今から約3年前でした。
当時の土木事務所所長も、すぐに現地確認をしていただき、住民の方々から直接話を聞いてくださいました。
それから青木地区の方々と二人三脚で、県道改良に向けての活動を続けてきました。
まずは地区長さん、班長さんに協力していただき、県道沿線の方だけではなく、地区全員の方々から、県道改良に関する同意書に署名と捺印をとっていただきました。
今度はそれを持って、土木事務所と県庁の県土整備部まで陳情に行き、改良の必要性を訴えてきました。
この青木地区は、私も高校時代、自転車で通学しており、何度となくトラックからひかれそうになりました。
あれから25年以上が経つ今でも、その危険な状況は変わっておらず、高鍋警察署の調べてもらったところ、ここ5年で40件もの事故が起こっており、いつ死亡事故が起こってもおかしくない状況であることも分かりました。
説明会では、土木事務所から示された歩道の設計図を熱心に見られ、改良工事に関する意見が出されました。
「カーブのところは見通しが悪いため、減速させる方策を考えてください。」
「農道、町道から県道に進入する際、車の行き来が分かるようなミラーを付けてください。」
「歩道ができ時に、どれくらい土地や建物にかかるか分かる個人個人の図面を出して欲しい。」
「幅が3メートルの歩道のようだが、2メートルもあれば十分じゃないのか。」
など生活に直結する工事になるだけあって、次から次に意見が出され、土木事務所の方々も丁寧に受け答えをしていただきました。
ここまでたどり着けたことはとても喜ばしいことですが、ここからが新たなスタートでもあります。
個別の用地買収や補償に関する話し合いが始まり、設計の見直しなども考えられ、住民の方々が納得いく内容を創り上げていくには、多くの時間と労力が注がれることになります。
これからもできる限り、住民と行政との橋渡し役に徹し、一日も早い歩道設置完了となるよう汗をかいていきます!