先日、高鍋町視覚障がい者福祉会主催の「アイマスク体験ボウリング大会」に参加させていただきました。
またこのボウリング大会は、口蹄疫で被害を受けられた方々への義援金を募るチャリティ活動にもなっていました。
さあ!皆さん、ボウリングは得意ですか?
私は以前、町議会議員をしながら、生計をたてるためにボウリング場で働かせてもらっていたことがあります。
その頃は、マイボウル、マイシューズを購入して勤務の前後に練習をしていましたので、少しは得意なつもりでしたが・・・
アイマスクをつけてのボウリングは、大きなショックを受けるものになりました。
まずは視覚障がい者ボウリング大会世界選手権出場経験もある小島さんをはじめとする障がい者の方々によるデモンストレーションがありました。
特製の手すりが設置され、その手すりを握るまでは介助されますが、そこから手すりの先まで行き、レーンの始まりを確認すると、スーッスーッと3~4歩あとづさりされ、しっかり助走距離をとったうえで、いざ投球!
投げ出されたボウルは、綺麗な回転でフックボウルとなりピンをなぎ倒していきます。
一投目で残ったピンの位置を介助者が教え、2投目・・・そして見事スペア!
次はストライク!
その次もストライク!!
得点は150点を超えました!!!
すごい!
でも俺にもできるはずだ・・・
そしていよいよゲームスタート!
アイマスクをつけ、介助者に手を引かれ、まず段差でつまづき、ボウルに指を入れるのに四苦八苦して、手すりにつかまらせてもらったとたん、立ちすくんですましました。
なんという感覚だ・・・
広い荒野にポツンと置き去りにされたような感じになりました。
恐る恐る歩を進め、手すりの先まで行き、そこから3歩さがり、助走をするつもりが、暗闇の中では右足を先に出すか、左足なのかさえこんがらがり、それでもいざ投球!
見てください、このへっぴり腰!!
お約束のガーター・・・2投目もガーター・・・
2フレの1投目でようやく3ピン倒したものの、2投目は再びガーター・・・
結局、1ゲームで47ピンしか倒せませんでした。
「30ピン以上倒せばまずまずよ。」
と視覚障がい者のボランティアをされている方から励まされても、点数より視覚障がいのハンディキャップの大きさにあらためて打ちひしがれていました。
多くの障がい者の方々が、そのハンディキャップを背負いながらも、逞しく丁寧に懸命に、そして笑顔で生きていらっしゃる。
その切なる生き方を見習わせていただき、明日の宮崎復興を担う原動力とします!
貴重な経験をありがとうございました。