奇跡への絆

図師ひろき

絆が防災力

2013年05月19日 23時31分55秒 | Weblog

 木城町初です!

 地元川原地区に自主防災組織が発足しました。

 その名も“ごんげん”

 私たちの地区は、海岸線からは離れていますが、平地は少なく山と川に挟まれた典型的な中山間地です。

 津波の被害はないにしても、以前から台風で川が氾濫したり、道がふさがれるほどの災害には何度となく見舞われてきました。

 今日は発足式で、町長をはじめ消防署長など多数来賓の方も駆け付けていただき、地区の方々も関心高く、公民館には入り切らないほどの人が集まりました。

    

 発起人である元消防署員の方から、ここに至るまでの経緯とこれからの展望について話がありました。

 町長からも、災害時には自助・共助がまず大切であり、公助もしっかりサポートしていくことを言葉にしていただきました。

 配られた資料には、災害時に誰がどの役割をすることになるのか細かく記載されており、地区が孤立したとしても地区民が、右往左往することなく迅速に行動できるよう適材適所の配置がされていました。

 今日はあいにくの雨で、予定されていた訓練は実施できませんでしたが、炊き出し訓練はしっかり行われ、大きな釜で炊かれたご飯と山ならではの猪鍋が振る舞われました。

 これが最高に美味しかった!!

      

 これからは地区の催しに合わせて訓練を実施するとともに、行政からの支援をいただきながら、防災機器や食料などの備蓄をすすめていきます。

 私は地区消防団員として参加させてもらいましたが、これからは積載ポンプの指導役をしていくことになります。

 今、地域では住民同士の繋がりがどんどん希薄になっています…

 以前行われていた地区の行事も少なくなっていく一方です…

 それでも防災への取り組みを通して、再度地域住民の一体感が醸成できれば、それもまた素晴らしいことだと思います。

 地域のどこにどんな人が住んでいるかを把握していて、いざという時に組織だって活動できるれば、被害は最小限に食い止めることができます。

 まさに“絆”が“防災力”そのものだと思います。

 地域の暮らしを守るため、これからもしっかり手を繋いでいきます!


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