奇跡への絆

図師ひろき

貫く

2009年03月06日 15時45分39秒 | Weblog


 断腸の思い。

 議員定数・選挙区調査特別委員会が召集され、出席してきました。

 開会直後、私は挙手し以下のことを述べました。

 「諸派4派を代表して発言させていただきます。
 社民党、公明党、民主党そして愛みやざきは、12月の特別委員会に臨むまで、度重なる協議の結果、議員総定数を39、選挙区を12とする統一案を提出しました。
 各会派案のスタートはそれぞれでしたが、県民の方々の声に耳を傾け、中山間地に配慮した上で、選挙区を最大限合区する内容へと歩み寄りました。
 自民党案は1人区をそのまま残し、4派が2度3度修正案を提示したにもかかわらず、なんら修正もないまま採決を行いました。
 その時、議論を尽くさないまま採決をすることを理解できない我々は退席し、反対の意を態度で示しました。
 
 そして今回の委員会も、委員長報告と議会最終日に提出される条例案の確認のみで、4派案についての協議が全くされる内容になっていません。
 よって、我々は今後の委員会には加われることはできません。

 また私は当委員会の副委員長として職責を与えていただき、2年間委員長を支え、調整役を務めてまいりました。
 委員長には心苦しいところもありますが、職責を全うできないことを理解していただきたいと思います。

 諸派4派は、退席します。」

 副委員長の辞任願いを机に置き、席を立ちました。

  
 委員会とは、協議の場であり、議論を積み上げながら最善策を見出していかなければなりません。

 今回の議員定数の削減と選挙区の見直しは、全議員等しく痛みを伴うものであり、県民目線で理解の得られるものを提示する必要があります。 

 市町村合併が進む中、また道州制導入が本格的に議論されている中、議員の選挙区だけが旧態依然のまま残すことは、先見性を持って県政を牽引することにはならないと考えます。

 今後、議会運営委員会や本会議場におてい再度4派統一案を提示することを検討しています。

 県民の方々には、分かりにくい議論が続いており、議会への関心を削ぐことにならないかとの危惧がありますが、我々は宮崎の未来を見つめ、一人でも多くの県民の意志が県政に届く、議会改革姿勢を貫きます。