奇跡への絆

図師ひろき

女性の声

2009年03月14日 16時43分47秒 | Weblog


 “道づくりを考える宮崎中央女性の会”総会に参加してきました。

 この会は、女性が自らの意志の基づいて、道づくりや町づくりの必要性・重要性を考え、行動することにより、東九州自動車道をはじめとする高速交通網の早期完成を目指すとともに、地域社会の発展の一翼を担うことを目的として設立されました。

 宮崎市をはじめ、都城市・西都市・小林市・えびの市・国富町・綾町・清武町・三股町・高原町・野尻町・新富町・高鍋町・川南町・都農町そして木城町の女性の方々で構成されています。

 皆さん“手弁当”なんです!

 国や県からは予算が付かず、活動はすべてボランティアで行われています。

 頭が下がります。

 高速道路をはじめとする幹線道路は、経済の発展に寄与することはもちろんのこと、救急医療のため、都市部との生活格差是正のためにも整備は急務です。

 例えば、東九州高速道路等の高規格幹線道路が整備されたとすると、宮崎市から延岡市まで52分。延岡市から大分市まで59分。延岡市から熊本市まで1時間2分。延岡市から福岡市までも2時間13分で行けるようになります。

 現時点の計画では、平成26年までに西都~延岡間が開通予定です。

 高速道路がつながることにより、人や物の流れは活発になりますが、都市部からの流入が増えることと、都市部へ流出することとは表裏一体です。

 都市部に吸われてしまう“ストロー現象”にならないためにも、道がつながる前から魅力ある地域づくりが不可欠で、道がつながると同時に始まる都市部との綱引きに勝ち抜かなくては、地方の発展はありません。

 宮崎は今、全国から注目を集めていることは周知の通りですが、この人気を一過性のものにすることなく、観光良し!教育良し!医療良し!福祉良し!人情良し!のアピールし、定住促進に県民総力戦で取り組む必要があります。

               

 そして、重要幹線道路の整備後は、維持補修に努め、いつまでも次から次のインフラ整備や公共工事による景気浮揚策に終始するのではなく、地域の暮らしを守る福祉制度に重点をシフトチェンジする必要があると、私は考えます。