奇跡への絆

図師ひろき

知事に会っていただくために

2008年07月11日 13時17分34秒 | Weblog

 今もなお“知事に会わせてほしい”との要望が多数寄せられます。
 
 知事室で面会するには、その内容にもよりますが、まず秘書広報課との調整と関係する担当課との調整を同時に行い、知事の目に留まることをことを祈りつつ返事を待ちます。
 知事の目に留まると秘書広報課から趣旨説明に呼ばれ、スケジュール調整が始まります。
 何日の何時何分の何分間、何人の方が会えるのか・・・
 秘書広報課の方と頭を抱え、知事のタイトなスケジュールの合間を縫って、時間を創っていもらいます。
 
 その調整には3~6ヶ月ほどかかります。

 それとは別に、県庁見学にもたくさんの方が来られ、その時にも
 「知事に会いたいねぇ」
 「めったに県庁には来れんかい、知事の顔を拝みてぇもんじゃなぁ」
 とよく言われます。

 そんな時は、さすがに知事室のお連れするわけにはいきませんので、事前に知事の公務スケジュールを調べ、知事室を出入りするであろう時間帯に県庁入り口で待機していただき、ひたすら知事を待ちます。
 ただ、知事が県外出張の時や長時間外出中のときは、諦めていただかなければなりません・・・

 今日も川南町の細(ほそ)地区と込ノ口(おろのくち)地区の方々が、県庁見学に来ていただきました。
 細も込ノ口も川南でも山間地の地区で、県庁までは車で1時間半くらいかかります。
 なんとか知事に会っていただきたいと、午前9時30分に県庁に来ていただくように地区長さんと段取りをしました。
 しかし、バスが遅れてしまいました。予定より30分ほど遅れ、バスが到着した時には、知事は外出された後でした。
 
 がっかり・・・

 やむなく予定されていた県庁見学をし、記念撮影(上の写真)をしていると・・・
 知事が帰庁されました。

 「知事じゃ!知事じゃ!!」

 車から降りてきた知事と握手をしたり写真を撮ったり。
 知事は嫌な顔ひとつされず、ニコニコと応対されます。
 頭が下がります。

 偶然を装いましたが、事前に
知事の帰庁する時間を確認し、先に見学と記念撮影をして時間調整をしていたのでした。

 1時間ほどの県庁滞在でしたが、皆さんバスに乗られる時にはホクホク笑顔で、良かった良かった。
 知事に会っていただくために、汗だくのエスコートでした。