志方町をゆく(176) シャングリ・ラ 雑郷(ぞうごう)
久しぶりで雑郷へ寄ってみました。
「雑郷」は、「ぞうごう」と読みます。
志方町出身でない方には、あまり馴染みのない地名だと思います。
地図で確かめて出かけたのですが、近くに来ていたのでしたが分かりません。
地図を頼りに、それらしい道を雑郷へ向かいました。
地図にある池(雑郷池)がみつかりました。
さらに木立をぬけると、小さな平地と数件の家が現れます。
どうやら雑郷(写真)に着いたようです。
雑郷は、棚田に囲まれた谷あいの小さな村です。
周囲が山のせいか風がありません。近くを走る山陽自動車道の騒音もここまで聞こえてきません。
ここは、まさにシャングリ・ラ(Shangri・La)のような集落です。
*シャングリ・ラ…桃源郷
写真を撮っていたら、集落の方がが出てこられ、しばらく話をしました。
雑郷は、「二軒(O家・I家)の二軒だけ」だそうです。
つまり、二軒で一つの集落(加古川市志方町東志方雑郷)です。
雑郷について『志方町誌』は「・・・明治14年の調査によると、10戸・人口54人で、おそらくこの頃が一番栄えた時代であろう・・・」と書かれています。
*写真:雑郷(インターネットより)