ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

私の散歩学(7) 中山の熊野神社の伝承

2017-07-26 07:22:55 | 散歩学

 きょうも権現ダムの散歩中に見つけた「中山神社跡の石柱」の話の続きです。

    中山の熊野神社の伝承

 むかしむかし、三人の木こりが山奥で薪を集めていました。

 とつぜん、目の前がボーとなり鬼神が現れました。

 「わしは、この山に住んでいる熊野権現じゃ。きょうからこの地は幸せで、豊かな暮らしができるであろう・・・私が守ってやろう・・・」

 そう言うと、スーッとうす暗い朝もやの中に鬼神の姿は消えていきました。

 三人の木こりは、しばらくの間、呆然とするばかりでした。

 我にかえった木こりたちは、後ろも見ないで一目散に村へとんで帰りました。

 そして、村人に鬼神に会ったこと、お告げのあったことを話しました。

 村人は「山で寝ていて夢でも見たのだろう・・・」と誰も信じてくれません。

 その日は、きれいな月の夜でした。

 そんな空が急に曇り、地をさくような雷が鳴り響きました。

 村人は「こんな日に雷がなるのは・・」と不思議がりました。

 やがて、嵐もおさまり、もとの静かな月夜になりました。

 あくる朝です。村人はみな、三人の木こりが会ったという鬼神の夢を見ていたのです。

 そして、村人はみな鬼神の同じお告げを聞いたと話しあいました。

 それからの中山の村は、幸せな豊かな生活がいつまでも続いたと言います。

 村人は、鬼神に感謝して熊野権現社を建てて大切にお祭をしました。

 ◇きのう(7/25)の散歩(11.466歩)

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