しんどい期間はありますよ
『散歩学のすすめ』(中公新書ラクレ)を読んでいます。
著者は、散歩について下記のように書いておられます。
昨今の散歩ブームやウォーキングブームは本末転倒しているように見える。ひたすら健康のために、あるいはダイエットのために、リハビリや苦行のごとく歩いている人が多い。
「ちょっと散歩に」どころか、万歩計などつけて、かなりディープで、散歩とはほど遠い「難行苦行」にハマっている人ばかりである。
むろん、御本人はそれほど苦行とは感じていない。
そこに日本人独特の精神主義みたいなものを見いだすのは筆者だけだろうか。
やっと、助走期間を抜けたかな・・・
素晴らしい本なんですが、上記の点だけ、少し気にかかります。
散歩の必要を感じておられるのは、腰痛など、また生活習慣病の不安をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
とすれば、ゆっくりと、短い距離ですが、少し無理をしてでも散歩をはじめられるのが普通でしょう。
とすると、最初は若干の「難行苦行」になるのは仕方のないことです。
私の場合も、5000歩までの散歩の期間がずいぶんと続きました。
途中で腰が痛くなるので何回となく休憩をとりました。
こんな期間が1年以上続きました。
面白くありません。まさに、リハビリ状態でした。
少し調子がよくなって5000歩ぐらいをノンストップで歩けるようになったのは3か月前あたりからです。
今月(7月)は、今のところ何とか毎日10000㍍の散歩ができています。もちろん腰がいたくならなくても途中で長目の休憩をとることにしています。
やっと、長い助走を抜けテイクオフ(離陸)したようです。
散歩が、少しだけ楽しくなってきました。
◇きのう(7/27)の散歩(11.156歩)