9月に入って今日はもう5日、思い出して書くブログ日記。まるで私の小学時代の夏休み日記の如し。早く書いてしまわないと老化した頭からは抜けてしまうよ・・・・・・・
8月31日のこと。
熊野古道を歩いた。そもそものキッカケは彼が3年前から大阪天満の起点・窪津王子から個人で歩いていたのであるが、ある時ふと私の気まぐれで、一度歩いてみたくなり連れて行ってもらうことにした。紀伊田辺の万呂王子からであった。1泊2日、足に豆を作り、それで納得するはずだったが、滝尻王子に来て聞くところによると高原熊野神社の近くに高原霧の里という素敵な休憩宿があり果無山脈を見渡せるたいへん素晴しい処があるというのである。そうと聞けばけっして聞き流しが出来ない私。それならということで昨年の夏、滝尻から再度挑戦!さすが世界遺産に登録されて然り、それはそれは素晴しい一生忘れられない体験をして近露王子まで歩き終わっていた。
今回は彼も初めて利用する語り部さん同伴の1日だけのバスツアーで、近露の道の駅からのスタートであった。こんもりとした杉林を歩き箸折峠に来て、花山法王の熊野参詣姿を模したといわれる牛と馬の背にまたがった童子の像・牛馬童子を観ること2回目。昨年見た時とは違って童子の頭部の色が変わっていた。2年前(2008年6月)に童子の首からが盗難に遭い、すげ替えられていたというが其の時は未だ変色していなかったのに今年は赤くなっていた。でも幸いかな、先日見つかったそうである。
歩いたコースは
道の駅→牛馬童子→日置川を渡って→近露王子→伝馬所跡→野長瀬一族の墓→比曽原王子→野中の清水→継桜王子→とがの木茶屋→秀衡桜→安倍晴明の腰かけ石→中川王子→小広王子で道標にして24から40番まで。
距離にして9km弱、時間にして午前11時から午後4時(昼食時間込み)の歩きであった。道標40番から迎えのバスに乗り20分ほどでスタート地点の道の駅に戻ったが、この間を5時間かけて歩いたことになる。(笑) 語り部さんのいろいろな説明があって、彼と二人で歩くのとは又違った趣の熊野古道散策であった。
それにしても野中の清水は美味しかったなぁ~。
道中は蝉の声しきり、山百合や夾竹桃やら夏の花が多いなかで一角におみなえしが咲いていてホッと秋を感じさせてくれたのが嬉しかった。
ついでながら、記憶の中に再認識しておきたい知識のメモ!
熊野古道は日本三代古道の1つで、他には奥の細道と中山道。そして熊野三山とは熊野本宮大社と熊野速玉大社と熊野那智大社だったよナ。
907年宇多法皇の熊野行幸に始まって千年あまり、『熊野詣』はこれからもいろいろと参詣の形態は変遷しながらもずっと引き継がれていくことだろう。私も孫を連れてもう一度あの高原霧の里を訪れて朝霧の立ち込める景色を観てみたい。。。。。孫は子どもにそして又その子どもにと・・・・・