OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

チアキイズム

2016年12月19日 | 日記

堀越さんのお別れ会が鬼石であった。

堀越さんを慕っていた人々がいっぱい集まった。

遅れて行ったが、藍ちゃんの編集した生前の映像が流れて、時にすごいと思い、時に笑って、最後に、この人は一つの傑作だと思った。

画家として、文筆家としてだけでなく、カンテの名手としても知られていた堀越さんだが、

もうひとつ、無防備な書の名手でもあった。

ボディブローを打ち続けても効かない腹をもった字を書いた。

 

堀越さんの生き方は権威を鼻から笑い、真理を常にみようとしていた、と思う。

私は縁を少し持っただけであって何も堀越さんのことは知らないのだが、縁なる人々からよく話などをきいていて、堀越さんのこころを近くにしていた。

 

 

会場で、小川の和紙がらみで知り合っていた和紙造形の柳井さんと遭遇。スペインの堀越さんと、40年も前から、パリとマドリッドの違いはあったが、昔からの知り合いだった、と。世界は狭い。

「美を見て死ね」は週刊朝日に連載していた美術コラムのタイトル。

 

 

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