あれ、はまぐり、ってどう書くんだっけ?
蛤 でしょ。
いや、ちがう……、と思っていたら、ひぐらし、だった。
「蜩の記」である。
最近、宣伝されている映画である。
新聞広告は全5段をみる。
主役たち4人の写真入りで、役所広司さん以下の主な出演者の名前。次に監督、脚本、原作、音楽家の名前。
最近多いのは、そこに題字を書いた人の名前がよくあるが、そこにはなし。
だが、この題字が、それっぽいで終わらず、媚びず、でいい。
用意周到な上手さであるが、技量から自然に生まれたようでいい。
題字などは、書家の書である必要はないし、違った表現があっていい。ただ、最近、目にするタイトル類はむごいものはなはだ多し。
選ぶ方の責任でもあるのだが。
ここには書家の書の良さが伝わる。
名前はなくとも、その書が静かに語る。
こんな題字を選べる監督以下スタッフが作った映画なら、期待してしまうというものだ。
蛤 でしょ。
いや、ちがう……、と思っていたら、ひぐらし、だった。
「蜩の記」である。
最近、宣伝されている映画である。
新聞広告は全5段をみる。
主役たち4人の写真入りで、役所広司さん以下の主な出演者の名前。次に監督、脚本、原作、音楽家の名前。
最近多いのは、そこに題字を書いた人の名前がよくあるが、そこにはなし。
だが、この題字が、それっぽいで終わらず、媚びず、でいい。
用意周到な上手さであるが、技量から自然に生まれたようでいい。
題字などは、書家の書である必要はないし、違った表現があっていい。ただ、最近、目にするタイトル類はむごいものはなはだ多し。
選ぶ方の責任でもあるのだが。
ここには書家の書の良さが伝わる。
名前はなくとも、その書が静かに語る。
こんな題字を選べる監督以下スタッフが作った映画なら、期待してしまうというものだ。