OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

小さな書展

2014年06月26日 | 書道・筆文字
ぞうざん、しょうざん、とどちらも象山は読むとか。
横浜歴博の佐久間象山◎書展の展示は、半紙ばかり百数十点の展示。 小さな書展ながら、手作り感があってあったかい。

その道の公募展は、上手いが、観ていて疲れることもままあることだ。
これでもか、これでもか、と上手さを競い、肩書きを書き変えるために励んでいるようにみえる公募展もある。

こちらは、受賞作品も選外作品も、一応の違いはあるものの、みんな仲間のように思えるのがいい。
なにより、作品が、みんないきいきしている。
大賞は、中一生徒作品。それでも、熟練組の出品者の方も、祝ってくれるだろう。

さて、この展示もいいが、本家の企画展「佐久間象山と横浜」は見ごたえあり。
書道的にも面白かったのだが、長崎の小曾根乾堂と縁があったらしく、乾堂刻の印も多く展示してあった。
乾堂は篆刻家だけではなく、実業家として名を成していたが、先の大河ドラマ「龍馬伝」あたりでも出てきたほどの人とは知らなかった。








コメント (1)
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