OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

関係ない

2010年06月30日 | 文化・芸術
自分とは関係ない世界というものがありそうである。
金融なんてのもそういう存在。税関というのも普段関係ない。

だけど、「何?」、もしかしたら「面白い!」と好奇心が首をもたげる。

昨日は教授日。かなの基本の「いろは」を教えたが、
今日は、プロ級の書の腕前を持つ横浜の税関長を訪ねて、税関の仕事の「いろは」を聞く。

クイーンの塔のある建物も趣あるが、マッカッサーの使用した机、歴代の税関長の写真などなかなか面白い。有島三兄弟のお父さんや嘉納治五郎のいとこなどもその中にいた。
7階のデッキからみる横浜港は絶景の一言。

一般の方にも開放している税関の展示室は、私に関係ないブランド品の偽物や薬物の密輸の仕方などもあってなかなかのスポット。

さて、ひとつ今回観たかったものに、「岡倉天心生誕の地」レリーフ。開港記念館の通り沿いにあった。天心の父親も福井藩からこの地に来て生糸を仕事にした。

さて、「関係ない」ものなんてないよね。まわりまわって関係している。気付かないだけ。
コメント
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