*2014年11月22日撮影
季節の変り目というのを近頃は身にしみて感じるようになりました。
特に今は華麗な秋の景色から冬枯れの眺めへと、気持ちの落ち込む時期です。
曇り空の日が続き、時には雨も降って、ずいぶん長くお天道様をおがめずにいました。
昨日はようやく秋晴れが戻ってきて、散歩に出かけることができました。
きのう撮影した会津の鶴ヶ城公園のヤドリギです。
すっかり葉を落としたケヤキの枝に黄色い花が咲いたようについています。
今年はとくに多いように思います。
2014年11月22日撮影
黄色い花のように見えるものは、ヤドリギの実です。
レンジャク類などの鳥の好物なので、今年はヒレンジャクなどがたくさん来てくれるといいなと思っています。
ところで、ヤドリギを樹木の図鑑で調べると「常緑樹」と記載されています。
つまり実がついている今も葉があるはずなのですが、鶴ヶ城のヤドリギには葉がありません。
ホザキヤドリギという種類は「落葉樹」なのだそうなので、もしかするとこれはホザキヤドリギなのかもしれません。
鶴ヶ城公園ではケヤキにのみ寄生しているようです。
2014年10月26日撮影
まだケヤキに紅葉した葉がついていた頃の美しい眺めです。
いうまでもなく、黄色いのがヤドリギの実です。
こういう時期も黄色いのもケヤキの葉だと思ってつい見過ごしてしまうもの。
まして青葉の頃はヤドリギの存在はまったく目につきません。
ケヤキに葉がなくなってから急に目立つようになるヤドリギです。