さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

シダレザクラ

2020-04-11 22:11:45 | 樹木

*2020年4月11日撮影

 今日はよく晴れて快適な1日でした。気温は低めで、暖かくはなかったです。

 桜の花が咲き始めました。
 ソメイヨシノはまだ見頃には遠いですが、早咲きのコヒガンやシダレザクラはいい感じです。
 今日はシダレザクラをごらんください。

 シダレザクラというのはいわゆる通称で、エドヒガンの一種とされています。
 初めの写真のシダレザクラは、花の紅色が濃いので、ベニシダレと呼ばれている品種だと思われます。
 ベニシダレもエドヒガンの中の品種のひとつです。





*2020年4月11日撮影

 ベニシダレを下から仰いだ写真です。

 枝垂れ桜とか枝垂れ柳とか、枝がしだれる樹木というのは、どういうわけでそうなるのでしょうか。
 普通植物は重力に逆らって上に伸びます。枝も上に向かって伸びていきます。
 そのためには、枝を支える「あて材」というものが形成されて、枝を支えるのだそうです。
 その「あて材」の形成よりも、枝の伸びるのが速すぎると枝を支えることができず、下に垂れるのだとか。
 ごく大雑把にいうと、そういうことらしいのです。





*2020年4月11日撮影

 しだれた花の下の方の風情です。少しさびしい写真かも。
 このサクラは花の色が白いので、ベニシダレではないと思います。
 エドヒガンのなかのイトザクラという品種ではないかと思います。
 実はシダレザクラというのは大半がこのイトザクラなのだそうです。





*2020年4月11日撮影

 少しごちゃごちゃした写真ですが、手前に写っているのは白いイトザクラの花で、奥に見えているのは色の濃いベニシダレのようです。
 色違いに並べて植えてあるのですね。

 桜もそうですが、柳なども含めて、しだれる樹木というのは結実して繁殖することができないそうです。
 人為的に接木などで増やしたもの、いわばクローン植物であるようです。
 ソメイヨシノがクローン植物であることは知られていますが、シダレザクラというのもそのようです。





*2020年4月10日撮影

 このシダレザクラは少し紅色がかった花ですが、ベニシダレほど濃くはないので、やはりイトザクラではないかと思います。
 同じイトザクラでも、環境や個体によって花の色などはかなり幅があるようです。





*2020年4月10日撮影

 上の写真と同じイトザクラを、樹形がわかる程度に離れて撮影しました。

 新型コロナウィルスに感染しないよう、あまり人に会わず、外出しないように心がけています。
 散歩は気晴らしになるので出かけますが、なるべく人通りのないところを歩くことにしました。
 
 皆様も無事にこの危機を乗り越えられますように。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿