
*2016年2月2日撮影
例年なら雪の中に埋もれてしまうガマの穂が、綿毛を飛ばしています。
秋が深まるとガマの穂は弾けて、綿毛を飛ばし始めるのですが、まだ飛ばしているのが驚きです。
長い日にちをかけて少しづつ綿毛を飛ばすのが、ガマの生き残る戦略なのかもしれません。
雪のない今年だからこその発見です。

*2016年1月26日撮影
このガマは上の方から綿毛を飛ばして、もう残り少なくなっています。
綿毛にはもちろん種子がついているわけですが、ごくごく小さくて目に見えません。
綿毛だってじつに細かくてふわっとしていて、見るからに柔らかそうです。

*2016年1月14日撮影
綿毛が風に吹かれて飛んでいる様子が分かるでしょうか。
綿毛の部分はピンボケではありません。
昔、大国主の命が白うさぎを助けたとき、ガマの穂の綿毛にくるまるようアドバイスしたと理解していましたが、違うようです。
ガマの穂の黄色い花粉は、蒲黄(ほおう)と呼ばれる漢方薬で、この花粉を体につけるように言ったという説が有力なのだとか。
花粉は春から夏にかけて、穂綿は秋から冬なので、因幡の白うさぎの話は、季節はいつなのでしょうか。