故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あなたは休めますか(Part7)

2021-02-17 09:41:48 | プロジェクトエンジニアー

瀬戸内海の小さな島にある「浜辺の公園」(絵のタイトル)です。
冬は誰も来ず、松葉で覆われていました。
この風景を見て、寒村の現状に心が痛みました。
そうではなかった。
夏になると、近くの浜辺で海水浴ができる。
迎える島民は、誰彼となく松葉を掃き始めます。


時流の汽車に乗り遅れないようにと頑張ってきました。
他人より歩く速度が速かった。
とにかく負けたくなかった。
自分の弱さと向き合った。

今日のタイトルは、「あなたは休めますか(Part7)」です。
休んで、やりたいことをちょっとだけでも始めた方がよいとも思います。
休んでいては、やりたいことが続けられない。だから、休まない。
休みたいけど、休めない。
休まないから、褒美のような頑健な身体と、借金がない生活を送られる。
人生いろいろです。

歴史は揺れ動き、今は「頑張るな」と言われています。
人と会わず、自粛閉じこもりを推奨する。
ほとんどの会社が、昨対は赤字です。それなのに株価があがる。
架空のお金(ポイント還元:電子マネー)を使って、儲けようと頑張っています。
バブルの株価にならんだ。

新しいシステムを考えた会社がGafa(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)である。
こんなもの(考えを具体化)があったらよいなと始めました。
なんも心配しない。駄目ならやめる。行けそうならもう一工夫する。
壁に当たるごとに、やり直して前に進んだ。完全無欠は、一時代前の話となった。
売れないで困っている在庫過多の会社がある。
本屋を回り、図書館を歩き回っても欲しい本が見つからない人がいる。
一冊の本の在庫を情報化した。売りたい人と買いたい人を結びつけた。

三年寝太郎は、たくさんの草履を用意してもらい、佐渡金山に向かい無償で交換した。
桶を用意してもらい、持ち帰った草履を洗い、草履についた金を集めた。
その金で、日照りが続く土地を灌漑した。(Wikipediaより)
あるいは、山にある大きな石を落とし谷川をせき止めた。堰き止められた水が田畑を潤した。
各地にある、三年寝太郎伝説である。

既存の常識を覆した。

今回の「あなたは休めますか(part7)」は、頑張るだけではうまく行かないを言いたいのです。
一月前までは、スコア100を時々切れるゴルフでした。
さらに上を目指していました。工夫してスイングスピードを上げる。
ところが、スコアは大きく崩れてきました。
延長線はありませんでした。
わずかな期間に身体が衰えていました。
夏から秋にかけて、畑や空き家で汗をかいていました。
冬は作業がかなわず、汗をかかず太り始めました。
無理なく振れるフォーム主体の動きに変更しました。
さて、どうなることでしょうか。

これまでは、休んで何かをやることを話の主体に置いてきました。
「あなたは休めますか(Part7)」では、休むことこそ必要なのだと言いたい。
「こんなことをしてみたい」は、先ずは休むことだったのです。
身体と周囲と相談し、頑張り過ぎない。
無理な目標(100点)と向き合わない。
可能な目標(80点)を積み重ね、ヒットゾーンを広げる(90点)柔軟な考え方です。
凍土が融け、畑で作業ができるようになりました。
この地域では、嬉しいことなのです。

芽吹く音 開け閉じろの 繰り返し

2021年2月17日
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ギャップ(Gap)

2021-02-16 05:10:28 | よもやま話

市役所の鶯嬢です。
絵のタイトルは、「声良し姿よし」です。
さて、本人はどう思っているのでしょう。


ゴルフは、ギャップとの戦いである。
今日のタイトルは、「ギャップ(Gap)」です。

体調が万全な日はない。
コースは、練習場と違う。
同じ道具で続けて打つことがない。
予想もしない球がすぐカラーに着地した。あおられています。
素振りは先に済ませておけ。
5本も6本も持ち運びする。人より多く走らなければならない。
誰がカートを運転するの。
こんな具合で、毎回違うゴルフとなります。

私達の生活で、ギャップを感じる場面がある。
今回の地震で、多くの方たちから心配の声が届きました。
無事か。安心した。ほとんどが、このようなことでした。
中には、自分の状況を伝えてくれる方もおられます。
娘が死んで、鬱状態からやっと抜け出した。
最近、大風で停電になった。電池で着火する昔のストーブを買いに行った。
そうか。のど元過ぎればでは済まないな。備えをしようと教訓にする。

他人とのギャップを埋める。
まずは聴く。自分がしゃべってばかりでは、いつまでも平行線です。
ギャップに気づくこと。相手との心情の差異、生活までも垣間見る。
表情や声のトーン、言葉遣いで想像する。
自分の置かれた立場と違うことを知ることです。
どうしてかな。ここまでできれば、半分くらいは埋まる。

あとの半分は埋まらない。
キャッチボールが始まります。言葉だったり、動きです。
例えば、相手の目線に入る。
小さい子であれば、かがむ。耳が遠い人の正面に回る。
怖がらせない表情を作る。私は、目つきが悪いので表情を和らげます。
あなたの言葉は私に届いています。
相手は、安心して次の言葉を発する。構えた態度に親しみが出てくる。

ゴルフも一緒のはずです。
置かれた状況で、これができたらOKの範囲を自分の実力に言い聞かせる。
その積み重ねが、ゴルフを楽しくする。

人生はすれ違いです。
あそこで、あれはなかった。
あの時、あの場面で頑張った。
汚点だろうが、コングラッチュレーションだろうが、すべて運命です。
曲がろうが、まっすぐだろうが一本の線です。
それが私と受け入れる。
自分の中で、ギャップが埋まる。
クルクル回っていたものが、コトンと沈み落ち着きました。
また、頑張ろう。

白鳥が また来年と 子連れ旅

2021年2月16日

Gapとは、
(壁・塀などの)割れ目、裂け目、壁の穴。
(時間など連続するものの)とぎれ、切れ目;欠落、空白;中断、すき間
(意見・状態・性質などの)(・・・間の)ずれ、相違、不均衡(距離・年齢などの)隔たり、ギャップ
峡谷、山あい、山道
(電)火花ギャップ(火花放電の起こる間隔)
(オーレックス英和辞典より)
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あきらめ

2021-02-15 08:11:46 | よもやま話

生きてれば、なにがあるかわからない。
「あきらめ」ないで、「何かの縁よろしくね」(絵のタイトル)と生きていこう。


昨日は、地震で目が覚めました。
長い揺れでした。天井が落ちるか、柱が倒れるかと感じました。
揺れが止まるまで、何があっても仕方がないと「あきらめ」ました。
今日のタイトルは、「あきらめ」です。

家の台所を点検し、棚から落ちたものは少しだけでした。
蔵カフェの方が強いだろうと思って点検に行きました。
こちらは、いろいろなものが落ちて散乱していました。
外壁に近いほど、揺れた様子がうかがえました。
明日片づけようと、ガス元栓を締めて引き上げました。

なかなか寝付けませんでした。
(地震当日に記載)

友人たちや先輩から「大丈夫か」と電話やメールが入りました。
落ちたものを拾い、汚れた床を拭いて昼過ぎには片付きました。
皆さんに無事を伝え、この程度で済んでよかった。
近所の方々がカフェの前を通ります。
墓石が落ちた、瓦が落ちたと教えてくれました。
やっと育てたシクラメンの鉢が落ちた。近所の方々が教えてくれたり、手伝ってくれます。
大震災を乗り越えた方々は、知恵がある。
夜になって報道を見た。被害は小さくなかった。
震度6強は、阪神大震災と同程度の強さであったと聞いた。
周期が、阪神の時より小さかった。
建物の揺れを小さくした。しかし、小構造物の破壊につながった。

災害は、どこに発生しても不思議はない。
備えを怠らない。ものが落ちたんだから、また落ちる。
さらに悪いことがあるかもしれない。善処する落ち着きが欲しい。

話は変わって、再婚の時友達から「なぜ、いまさら」と、やめた方がよい。
男は、もうこりごりや。やっと、一人になれたのに、なんで?
夫が健在の友人たちの言葉でした。

妻の一言。良かったわ。
一人じゃ片づけられなかった。助かった。
たまには、役にたつ。

揺れ動く 高嶺のゆりが かっさわれ

2021年2月15日
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馴れ合う

2021-02-13 06:08:15 | よもやま話

お盆玉を知っているか。と長女が言う。
ええ、お年玉の夏バージョンかよ。
孫の誕生日までは覚えられない。
「8月20日メモしたよ」(絵のタイトル)です。


今日のタイトルは、「馴れ合う」です。
意味は、
互いに馴れ親しむ。親しみあう。
男女がひそかに通じ合う。野合する。
人を欺くため、ひそかに示し合わせる。ぐるになる。
(広辞苑より)

かつて営業をしていた時、何度も通った会社を訪ねると、社長室や役員室に通されました。
要件の趣に応じて、社員が呼ばれます。簡単にことが運ぶかと思いきや、そうではありませんでした。
若い人には、それぞれ考えがあり、普段親しくしている会社が別にありました。
社長もそれを知っていて、直接断らない代わりに社員にその役を振っていたのです。

そうでない場合もありました。
社長が勧める人材ならと、いの一番に意見を聞いてくれました。
その社長とは、若かりし頃やりあいました。互いに力を認め合った仲だったのです。

8時間かけて、役に立つだろうと会社のキーパースンと面会しました。
5分間で退席しました。そして、また8時間かけて帰りました。
それからは、時候のあいさつだけで辞すこともあり、
興味があるようなら、さらに説明しました。パンフレットを出し通り一遍の説明はやめました。
それは、相手のためではなく自分(自社)のためだと気づいたからです。

残念ながら、年齢を重ねることが良いことばかりでもありません。
努力無くして、多くの関門をパスすることができる。
相手もそれを望んでいても、そうすることを避けた方がよい。
いつものように、一つずつ鍵をこじ開ける。
支店長クラスは、3年で転勤する。追っても無駄です。
若手の力になる。困っている人と話す。10年後には、本社にいて話を聞いてくれます。

エンジニアリング会社にいたころ、よく「天の声」を聞きました。
同じ会社の同僚や上役であったり、どこかの要職(議員など)の方でした。
私は、ことごとく排除しました。
ところが、山千の上司は、「うまく使え:利用しろ」とサジェスチョンをくれました。
その会社や人物は、窮地のときお前を救ってくれると。
「天の声」の主の手前、助けるのだと。

いろんな考えがあって、しかるべきです。
自分も年をとり、客先の要人も年をとり、馴れ合いのような取引はしない方がよい。
第一、若手が育たない。老害と呼べるでしょうか。
老害には、知見とパイプがあるでしょう。それを活かすのもよいことです。
しかし、若い人にはそれ相応の覚悟があります。時流も読めるでしょう。
老鶏も、常に初舞台のような気持ちで事に当たりたい。

梅つぼみ 嬉し恥ずかし 顔を出す

20121年2月13日
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合わせる

2021-02-11 08:47:42 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「さざ波」です。
海が描きたい、川が描きたいと続けていました。
静かな水面に見たさざ波です。


今日のタイトルは、「合わせる」です。
いつもの広辞苑調査は、巻末に披露しています。
なぜ、この言葉が脳裏をかすめたか。

昨晩、牡蠣が冷蔵庫に残っていたのをソテーした。
付け合わせに、キャベツの残り物をゆがいた。
残り物の牡蠣は、塩気が足りず、臭いがありぐちゃっとした食感が気になった。
キャベツは、淡白過ぎた。
単独で味わうと、上のようなことになった。
そこで、キャベツの葉を広げ牡蠣の粒を包んだ。醤油にちょっとつけて口に放り込んだ。
キャベツかなと思いきや、中から牡蠣汁がにじみ出てきて、妙に旨い。
次から次にそうして食べ、妻にも勧めた。

勝負をしている。
相手に勝たなければならない。ドラマ「おちよやん」の正念場である。
相手を知り、分析し、長所を消し弱点を突く。それが勝負の機微です。
そうじゃなかった。「合わせる」とは、自分の役柄を愛し、とことん生かしていく。
これが、イロハのイだった。さて、勝負の行方は。

私達は夫婦です。
今までのように夫唱婦随なのか、これからも婦唱夫随なのか。
それぞれの家庭で繰り広げられていることでしょう。
先人たちは、結婚こそ調和を重んじると唱えられてこられました。
結婚において、「合わせる」とは、どちらかが主体で、他方がついていくことではなかった。
お互いの刃物を突き合わせ、摺り合わせ、研ぎ合っていく。
合唱を指導する人が言っていた。
音痴も上手も一つの声になる。高い声、低い声が補い合い高め合う。
これこそ、合唱である。

広い世界を見ると、深い闇が目に浮かんできます。
一方が良ければ、一方が楽しくない。そんな毎日です。
そうではなかった。
楽しい人は、いつまでこれが続くか心配になり、さらに楽しくなろうとした。
その先は皆知っている。
苦しい人は、なんとかならんかともがき苦しんだ。頑張りが楽しいと知った。
ちょっとだけ。
互いの経験を、「合わせる」ことが大切なことだと知った。
小説が生まれ、劇が演じられることになった。文化になった。
長いこと叡智は引き継がれ、文明となった。
根こそぎなんてなかった。
悔しいけど少しずつ、進んでいる。
私達が賢ければ、「合わせる」ことを続けるはずである。

霜畑 湯気だし凍り 根こそ生き

2021年2月11日

<<巻末>>
あわせるとは、
①二つ以上のものを一つにする。
 合うようにする。くっつける。一体にする。一致させる。
 加えあわせる。合計する。
 調合する。
 合奏する。
②二つのものの間をしっくりさせる。また、そのものをあるものにあてはめる。
 調和させる。適合させる。
 夢合わせをする。
 砥石にすりあわせて刃をつける。とぐ。
 ひきあわせて検討する。
③直接向きあうようにさせる。
 出あわさせる。経験させる。
 対抗させる。戦わせる。
 対面させる。面会させる。
 夫婦にさせる。結婚させる。
 (その方へ)向かわせる。ねらいをつける。
(広辞苑より)
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