
絵のタイトルは、「また来てください」です。
テレビを観ていて、キーワードに出会うことがあります。
今日は、移住して銭湯を引き継いだ若者の言葉です。
地域を温めていきたいと言われていました。
今日のタイトルは、「人の人生を想像できる」です。
私は、しばらくブログを更新できませんでした。
平凡な毎日を綴り続けています。
他人には、「平凡でいいんだよ」と言えます。
自分のことになると、格好をつけたがる。
「人の人生」とは、自分の生きざまであり、他人の幸せだと考えます。
東京でプロジェクトマネージャーを任された時、
下請けの方々は関東6県から来られていると知りました。
ラッシュを避けるために早朝4時に起きて、残業をすると家に帰るのが夜10時になる。
モチベーションが下がると判断し、残業と休日出勤を禁じました。
職場会議も朝礼だけにしました。
一回しかない全体会議(朝礼)に、皆さん耳を傾けてくれました。
現場を掛け持ちの親方からは、ブーイングでした。
ラッシュを避けて通い、7時にはほとんどの働き手が現場に入っていました。
8時の朝礼までは、残業良しとしました。
親方も安堵し、工事の進捗は予定より進みました。
工場で製造した廃棄処分になる食品を、無償で夕方持ち帰っていただきました。
普段一緒に食事をすることがない、家族が待つ自宅に早く帰って欲しかった。
袋を持ってきたかと、働く人とも話す機会が増えました。
休憩時間になると、誰かが飲料をまとめて買いに行くのを見ました。
その誰かの休憩時間が削られます。
現場に設置した自動販売機は、利益と経費(手間賃)を取らないことにしました。
冷蔵庫を持ち込み、無償ドリンクをいっぱい詰め込みました。
どちらも好評でした。
皆さんと馬鹿話をし、顔を覚えることができました。
川底の落ち葉を取り除き腐葉土にし、護岸にはびこる雑木と竹を伐っています。
続けられない年寄りに依頼され、耕作放棄地の管理をしています。
草刈りだけでは面白くないと、何かを植えます。
自分達だけでは食べきれないと、家族や友人に送ります。
宅急便代が馬鹿にならないからと、都会に住む親しい友人は着払いで受け取ってくれます。
畑を作物で埋められません。
数年で転勤を繰り返す自衛隊の奥様に、植え付けと収穫を頼みました。
食品スーパーでは売られていない自ら作ったB級品を、愛しそうに持ち帰られます。
若奥さんは息子にもやらせたいと、かつての農道の雑木と竹を伐り始めました。
蔓がからまる竹を二人で力任せに引っ張ったら、
共に転んだ奥さんのお尻の上に、頭から突っ込んでしまいました。
私が嬉しそうだったと妻にからかわれました。
若者が言う「人の人生を想像できる」人になれるでしょうか。
2025年3月15日
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