故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

奇しくも季節は同じです。
都下府中市庁舎前の銅像です。
「寒くなーい」がタイトルです。
寒い日には、川から霧のような靄がたつ。
瀬戸内海でも、水面から蒸気があがっていました。
妻が開けた雪見障子の向こうは、真っ白です。
今日のタイトルは、「朝の温もり」です。
いつまでも寝床から出たくない。
味噌汁の匂いがしても、寝床にとどまりたい。
トイレもぎりぎりまで我慢です。
ストーブをつけて、やかんから湯気があがる。
寝不足が解消し、四肢に力がみなぎる。
背伸びの一つもしたくなる。
疲れて泥のように寝たのに、
今朝はいろんな人のあれこれを心配している。
そして、自分のこれからをやっと考えられるようになる。
仕事着に着替え、準備ができるまで時間がかかります。
いつまでも、「朝の温もり」に浸かるわけにもいきません。
静かな朝です。
食欲が出て来たら、万全です。
真白きに 飛び出す準備 整いし
2017年11月20日

娘が飼っている二匹の猫です。
どっちも一筋縄ではいかない子達です。
今日のテーマは、「気づいていない力(Part2)」です。
2017年9月27日投稿記事「気づいていない力」では、
中途入社の即戦力に、やっていた仕事のスキルは求められていないのです。
どうやって、難題をこなしたかを求めているのです。(抜粋)
子供が、転職したいと相談してきた。
やりたい仕事を、迷わず選びなさいと勧めました。
条件は、二の次だとも。
結果、1年勤めて辞めました。
私はそれでよいと思います。
やりたいことと自分に向いていることは、少し違います。
自分にはこれしかないと、腹をくくるまでの試練が必要です。
子供は、足りないものを学ぶために夜学に通い始めました。
足りないものを実践できる、新たな仕事を転職先として選びました。
言わば、オンジョブトレーニングです。
学びながらお金がもらえる。こんな良いことはありません。
自分でも気づいていない力があります。
何とか解決しようとするときに見えてきます。
後押しするのが、ポータブルスキルです。
何が必要か、見抜く力です。
見抜いた後は、足りぬものを補充することになります。
自分の中か他の人に依頼することになります。
自分の中にあった場合は、それが気付いていない力です。
他の人に依頼するときも、要点だけを頼めるようになります。
丸投げではありません。
これも気づいていない力(分析力と交渉力)です。
私は、似顔絵を描いています。
昨年から始めました。
出会った人の顔を覚えるために始めました。
「顔を覚える」が目的でした。
案外できる(気づいていなかった)じゃない。
と続けています。
設計をやっていました。
良い設計図は、図面の中に知りたいことがバランスよく表現されています。
一枚の図面を埋める(空間を含め)バランスが良いと、見やすい図面になります。
私の絵手紙は、設計の延長線上です。
出会い帳場の現場で、出合った瞬間にその人との間合いを計りました。
いち早くその人を知るために、繰り返す仕草を見ました。
無くて七癖。
状況にあわせて、その人そのものが仕草に出てきます。
その人が大事にしていることを、絵手紙に表現します。
第一印象は感覚です。
裏付けはポータブルスキルです。
どの人も、短所と長所があります。
長所ばかりを見るために、短所には目をつぶります。
結婚前は両目を開き、結婚後は片目をつぶるのもそうした教えと思います。
これもポータブルスキルなのでしょう。
減点ではない足し算の生き方なのでしょう。
カラス見て 黒い羽根こそ ビロードね
2017年11月19日

「ちゃんとできたがな」とういうタイトルです。
ベランダでにトマトの苗を鉢植えしました。
案外、できるものです。
今日のタイトルは、「小説が書きたい」です。
似顔絵を描いてと頼まれました。
描かせてくださいと言った限り、やらなければなりません。
こうして毎日想いを綴っています。
今気にかかっていることを、自分なりに消化(昇華でもある)する歳時記です。
本当に書きたいことは、歳時記では書き表せません。
歳時記は、書きたいことの小出しのようなものです。
でも、それが部品や歯車となり、いつか小説になります。
誰もが、一冊は書ける自伝小説です。
学生の頃、短編の読み物を書きました。
主人公(龍三)は、自分のようで自分ではない。
数年前にも短編小説「さなさん」を書きました。
2014年12月27日投稿記事「楽しいことは苦しい」と仕上げた後の感想を述べています。
こんな小さな小説でも、描き始めて最終稿となるまで3か月を要しました。
書き始めは、勢いでした。
書くごとに、主人公(伊藤)は自分を離れていきました。
自分を離れていくことで、「何を書きたいか」が出て来始めます。
歳時記と違うところです。
挿絵を描く気になったのも、
より自分のイメージを鮮明に表現したかったからです。
歳時記では書けない想いがあります。
自分を試すような挑戦(世界観)が小説です。
似顔絵は、人物観察の練習のようなものです。
この人はどういう人なのか、考えながら描いています。
忙しいは理由にはなりません。
強い想いこそ、一つの小説のモチーフでありテーマです。
辛くても、面白おかしく人生を送ることが出来ています。
小説を書くことが、恩返しの一つとも考えてもいます。
太古から 伝え埋もれし 種ひとつ
2017年11月18日

「昔からそこにいたような」が絵のタイトルです。
今日のタイトルは、「足りないものと余るもの」です。
楽しめているか。これが足りないもの。
不満を持っている。これが余るもの。
不満は、満たされないと書く。
けっして余るものではなさそうだ。
やりたくないと思う心に支配されて、身動きが取れない。
何で俺が、俺ばかりがとなる。
こうなると、何をやっても面白くない。
ただただ疲れるだけです。
楽しめているときは、俺にも仕事を回せよ。
と苦労を買って出る。
まずは、成功体験なんか捨ててしまえ。
それが、楽しめない、身動きができない鎖なのに気づかない。
今日があるから、明日があるなんて思わない。
今日は今日、明日は明日と割り切る方がよい。
そうは言っても、抜け出せない環境にはまった時にどうするか。
パワハラ、セクハラにモラハラです。
これは論外です。
ふざけるなと戦うか、さっさとその場を去ることを勧めます。
意思表示すれば、必ず助けになる人や組織があります。
心の有様の話です。
あまりにも頂が高く見えたなら、目の前の一歩だけに集中しよう。
一歩が出れば、二歩目も出るかもしれない。
一歩昇れば、景色が変ります。
困難さが一つ片付いているでしょう。
不満が身体を支配するときは、この一歩に疑問を持ってしまう。
疑問を持った眼には、変化が見えない。
今いる安全な場所でまごまごするばかりです。
楽しむ心はすぐに枯渇します。
より楽しいことがあるんじゃないかと思い始めるからです。
腹八分に留め置き、ほおばることをやめ少しずつ噛み締めることです。
案外美味しいじゃないと、気付くことです。
気づきは自信となって、身体が動くようになります。
いつでも身ぎれいにし、借金(不満の種)をしないことです。
無理の素になります。
ぶらぶら、ぶらぶら身体を揺すれば、血が通い頭も切り替えられるはずです。
そしてまた一つ挑戦しようかな。
挑戦と楽しむ心は、親戚のようなもの。
今日は、今日。
明日は、また挑戦の日です。
若くいられる秘訣かもしれませんね。
風つよか なんもなかっぱい 枯れすすき
2017年11月17日

飲み屋さんのトイレに一輪生け花が差してありました。
用足しに来て、また飲むかと元気が出ました。
世の中には、エンタテナーがいるものです。
酒席で一番持てるのは、面白い人ということになります。
場を盛り上げること自体、その人そのものです。
今日のテーマは「飽きさせない」です。
部下も、店の女の子も若い。
部下に気を使い、店の女の子も笑わせる。
テーブルを囲んだその夜限りのチームです。
別のテーブルから女の子に声がかかる。
稼いでおいでと、送り出す。
残った者で、盛り上がる。
盛り上がったら、あとは若いもの通し。
払いを済ませて立ち去るくらいの器量が欲しい。
部下と言えども、接待です。
広島に行きつけの店があります。
開けたばかりの頃に行き、混んで来たら帰る。
店が閉まる少し前に行き、少しだけ飲んで帰る。
つまり「さくら」のような飲み方です。
大事なことは、聞き上手。
どんな人にも、褒められたいことがある。
とても大事にしている部分です。
そこに気づく。
話したいことがある。
辛抱強く聞いていたら、その人が話したい面白い部分が見えてくる。
似顔絵を描くときに、その人は自分のここが好きなんだろうな。
この表情が好きなんだろうなと描き始めます。
テーマは、「飽きさせない」です。
私はおしゃべりな方です。
外人の上司に、相手の情報の何を聞いてきたとよく聞かれました。
話し4分、聞く6分です。都度、はて何だったかなとなりました。
営業としては、失格でした。
相手が気持ちよくなると、情報の一つもくれるものです。
歌が下手で、身だしなみは並以下、話すのは仕事のことばかりと
三拍子揃った面白くない客でした。
今では、歌を一番先に歌います。
飲む前に顔の油をふき、デオドラントを一吹き、そして歯磨きです。
スケベな話の一つや二つ、いつも仕込んでおきます。
私の「飽きさせない」は、気遣いです。
これができないから、万年平社員でした。
乗り遅れ 相槌うつも 次の汽車
2017年11月16日