故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ボランティア

2017-11-09 03:15:58 | プロジェクトエンジニアー

「毎日がおりゃてなもんで」と実につまらぬ自画像です。


今日のテーマは、「ボランティア」です。
市の広報に載っていた高校生の見解、
「ボランティアは無償のお手伝い」ではなく、
進路に対する考えを深めたり(高校や大学の単位に含めれば良い)、
人生を豊かにするもの(まさにこの通り)に変えたいと言っていました。

ボランティア仲間の分裂を時々耳にします。
立ち上げた時のメンバーだけが残り、
新しいメンバーが入って来ないとも聞きます。

震災以降、ボランティアの数は激減しています。
但し、嘆いていない。
まだ手伝ってくれてる人が多く(コップに半分の水)いて、助けになっている。
どうしても足りない専門職の代行や、
むしろボランティア自身の生きがい(挑戦)になっている。
震災時、茫然自失の状態の時、多くのボランティアが来て、
流れた廃材を、同じくあってはならない泥を片付けてくれた。
なんとか、自分たちでもやろうと言う気になった。
これです。

地域おこしはビジネス(仕事)である。
少なくとも、挑戦(プロジェクトとして)であり、生きがいである。
奉仕活動は、時々「やってやっている」(無償のお手伝い)になってしまう。
やらせていただきます(自己研鑽)。とはならない場合が多い。

カフェを開店する前に、ひたすら草を刈り剪定(竹抜きも含む)をしました。
地域の方は、何が始まったと不思議な顔をして通り過ぎて行かれました。
誰からも声がかかりませんでした。放って置いてくれた。
毎日が楽しくて仕方がなかった。
私のような人種(職人、プロジェクトエンジニアー)は、
成果が見える仕事を好みます。
誰にも言わない、独りだけの楽しみでした。
それがばれちゃった。
そんな面白いこと、俺にも手伝わせろいう方が出てきた。
そんなに言われるなら、手伝っていただきます。
やはり、何らかの職人の方々でした。
そして、忙しい方々でした。
金を払おうとしました。
そんなら手伝わないと言われました。
それはいけません。
私たちができること(パン焼き、お好み焼き)でお返しをしました。
それは、気持ちよく受け取ってくれ感謝されました。

回らくなった(金とサービス)田舎です。
回る手助けをするのが、ボランティアかもしれない。
仕事柄、外から目線で見て、内から発信してくれと良くお願いされます。
それは、無責任な評論家のやることです。
汗をかかぬものが発信しても伝わらない。
カフェを開いても、SNSや報道(新聞、テレビ)で
集まった遠くの人じゃ意味がない。
まずは、近所の縁側です。
時々来られる地域外の人(薬売りのような方)と話ができれば良い程度です。

暇な人この指とまれと言ったって、誰も来ないのです。
何だか面白そうだな。
本当にやれるのかと皆さんが見ておられます。
おらが町にもう一つ面白いことが始まった。
これこそ挑戦です。
独りよがりの面白いことなんて続かない。
こうしたらいいんじゃないと、カフェに来られる方が言われて行きます。
そうですね。そうしましょうと、どんどん変わっていきます。
こんなはずじゃなかったはありません。
目的がしっかりしているはずだから。

目的は、実にシンプルです。
縁側を作りたい。
内の人は外が見え、
外の人も内が見える。
彼女を口説こうとカフェに来られるお客さんがいます。
それも良しかな。人間のやることだもの。

テーマは、「ボランティア」でした。

屁をひとつ 静かなカフェに 鳴り響く

2017年11月9日
コメント
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