故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

飽きさせない

2017-11-16 07:04:19 | プロジェクトエンジニアー

飲み屋さんのトイレに一輪生け花が差してありました。
用足しに来て、また飲むかと元気が出ました。


世の中には、エンタテナーがいるものです。
酒席で一番持てるのは、面白い人ということになります。
場を盛り上げること自体、その人そのものです。

今日のテーマは「飽きさせない」です。
部下も、店の女の子も若い。
部下に気を使い、店の女の子も笑わせる。
テーブルを囲んだその夜限りのチームです。
別のテーブルから女の子に声がかかる。
稼いでおいでと、送り出す。
残った者で、盛り上がる。

盛り上がったら、あとは若いもの通し。
払いを済ませて立ち去るくらいの器量が欲しい。
部下と言えども、接待です。

広島に行きつけの店があります。
開けたばかりの頃に行き、混んで来たら帰る。
店が閉まる少し前に行き、少しだけ飲んで帰る。
つまり「さくら」のような飲み方です。

大事なことは、聞き上手。
どんな人にも、褒められたいことがある。
とても大事にしている部分です。
そこに気づく。
話したいことがある。
辛抱強く聞いていたら、その人が話したい面白い部分が見えてくる。
似顔絵を描くときに、その人は自分のここが好きなんだろうな。
この表情が好きなんだろうなと描き始めます。

テーマは、「飽きさせない」です。
私はおしゃべりな方です。
外人の上司に、相手の情報の何を聞いてきたとよく聞かれました。
話し4分、聞く6分です。都度、はて何だったかなとなりました。
営業としては、失格でした。
相手が気持ちよくなると、情報の一つもくれるものです。

歌が下手で、身だしなみは並以下、話すのは仕事のことばかりと
三拍子揃った面白くない客でした。
今では、歌を一番先に歌います。
飲む前に顔の油をふき、デオドラントを一吹き、そして歯磨きです。
スケベな話の一つや二つ、いつも仕込んでおきます。
私の「飽きさせない」は、気遣いです。

これができないから、万年平社員でした。

乗り遅れ 相槌うつも 次の汽車

2017年11月16日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする