故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

子と話す

2016-03-26 09:24:10 | よもやま話


婿さんから妻に花を贈ってくれました。
ありがとう。よろしくお願いします。



長女が粋なはからいをしてくれました。

私と妻とで出かけました。
桜木町「みなとみらい」のとあるホテルで、長女夫婦と昼食をとりました。
海を見ながら、話が弾みました。

普段はあまり話さないお婿さんが、実に良く話してくれました。
妻も飾らず話していました。

私の新しい結婚には、子どもたち全員反対です。
子どもたちの先陣をきって、妻と会ってくれました。

長女が結婚をして、8年。
孫が二人産まれました。

私は、この日初めて子どもたちと話した気分になりました。
子どもたちは、もう大人です。
孫は学校や幼稚園に行っている時間です。
こんなに成長してくれたかと、あらためて認識しました。
父は、こんな男だったのかと、話を聞いてくれました。
孫たち抜きの食事は、互いを理解する絶好の機会となりました。

長女夫婦は、食事のあと久しぶりの二人の時間を楽しんだことでしょう。
私達は、満足して桜木町を出発しました。

長女が結婚をして、長女家族と5年ほど我が家で一緒に暮らしました。
一緒に暮らしていても、今日のような時間はなかったように思います。

粋なはからいをしてくれた長女に改めて感謝します。
大人になった長女夫婦はまばゆいばかりでした。

水をやり 今は見上げる 木に育つ

2016年3月26日

<<投稿後>>
私は、年間100日以上出張していました。
行く先は、全国であり世界でした。
かみさんを通じて子どもたちとコミュニケーションをとっていました。
かみさんを亡くして、どう話したら良いのか、互いに困りました。
子どもたちが立派な大人になりました。
申し訳ないとありがとうの言葉だけが浮かびます。
これからもよろしくね。

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活力を殺すもの

2016-03-25 07:10:10 | よもやま話

KY活動。
危険予知のことではありません。

空気を読めよ。ということです。
これが、恐ろしいことになります。

今日読んだネット記事に、
「忖度」と「コンプライアンス」が、企業の活力を奪っていると。
「忖度」とは、おしはかること。推察。(:広辞苑による)うがった見方をすれば、「ご機嫌伺い」につながります。
「コンプライアンス」とは、法令遵守とのこと。
この二つがはびこるあまり、均質化が進み異を唱えることができなくなり、萎縮していくとも。

中間管理職が集める会議は、中間管理職のためにある。役員会議への報告資料作りのためにあります。
役員会議は、本社に報告するためのもの。こんな会議が面白い訳がない。
異を唱えるものがいると、別室(説教部屋)に読んで、空気を読めよと諭されます。

虎の威を借りた発言の多いこと。伝える人の考えなど何にもありません。またまた、空気を読めよとなります。
空気を読んでいるうちに、日が暮れます。そして出た結論は、上の人に気に入られるような実態とはかけ離れた話ばかり。
議事録が先にできているような会議が続きます。10人の部長に戦果報告をさせます。
自分の順番だけのことを考え、本来あるべき人の話はきかない部長が残り9人。

どこから突かれても大丈夫なように、渡るどころか石橋を壊れるまでたたいてしまいます。疲れます。
他にもやることがあるから、つい残業となります。たまに早く帰ろうと、上司に挨拶すると、上司はこれみよがしに時計を見ます。
あほかいな。
平気で、評価=能力x時間なんて言ってはばからない。
こんな上司のすることは、役員会でメモをとるばかり。社員全体を前にした訓示の時でさえメモをとっています。
やれやれです。

「忖度」も「コンプライアンス」も、村社会では大事なことなのでしょう。
企業内新聞(噂のオンパレード)が重宝されます。読売新聞もジャパンタイムズも読む必要はありません。
生きていくには、空気を読めよとなります。
工場長は、現場を回ることができないほど、報告書作成で疲れ切っています。

仲間意識作りなんて嘘っぱち。仲良しクラブとして、上から下まで累々と人脈形成します。
これが生産性を最悪な結果にしているとネット記事は結んでいました。

皆に押されて、経済界の会長に押されました。会の主旨である経済界全体が活性化する施策より自分の会社の売り上げが伸びる活動に明け暮れます。
何をやっているんでしょう。これでは、段々と相手にされなくなります。
尊敬ではありません。密かに「もういい加減にしてよ」という空気さえ読めなくなっているのです。
誰もが抵抗できない、互いの探り合いのような「空気をよめよ」が「忖度」と「コンプライアンス」です。これは、病です。

どこかのお偉いさんが、「報告書を読んでいない」と自らの不手際を反省する前に「自分に相談がなかった」と会議をぶち壊します。
「殿、ご乱心」と諫める頭の上がらない爺やもいません。どこまでもノー天気です。

こんなこと国際的に通用するわけがない。こんな大人が、「いじめのない社会を作ろう」なんて言えるわけがない。

島の道 練習用の 信号機

2016年3月25日

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夫婦のありよう

2016-03-24 03:05:44 | よもやま話


素敵な夫婦に会いました。
二人の売りは、魔法です。



今日のタイトルは、「夫婦のありよう」です。

ふたりのやりとりが、絶妙な掛け合いとなり雰囲気が醸し出されます。
長い長い時を経て、ふつふつと吐息のような泡となります。
これがたまらない。

どちらかが欠けて、重石がとれたように弾けることもあるでしょう。
頑張るしかありませんでした。二人分の愛情を一人で頑張りました。

夫婦は、毎日喧嘩をします。
そのあと甘えるかどうかは知りません。
お互いを知るために通る近道はありませんでした。
いつしか家庭の味となります。

素敵な夫婦は、どちらかに見る目があります。
この人のここが好き。
ずーっと変わりません。
でも、それを言ったことはありません。
想う本人も、潜在意識の中ですから。
どうしてこの人と一緒にいるんだろうと思うこともあるでしょう。
嫌いなわけでもありません。

やはりこの人で良かった。
この人しか考えられない。
夫婦のありようは、夫婦の数だけあるようです。

たまには、とっ替えてみようか。
そんなこともありました。
死んだら、違う墓に入りたい。と考えていますか。

蜻蛉日記に、「すべてありようにしたがはん」とあるようです。
この時の「ありよう」は、「なりゆき」のことです。
たまたまあって、成り行きに任せてここまできました。
肩の張る人でないから、このままで良い。
二人で紡いだ空気です。

この人のここが好き。
といくつか数えることができれば、良しです。
たくさんは必要ありません。

私達は、まだ新米夫婦。
やっと喧嘩ができるようになりました。
これからです。

この人と なければいやだ いつのこと

2016年3月24日

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猫ちゃん

2016-03-23 11:38:41 | よもやま話


いつまでも頭が上がらない人がいます。
60歳を過ぎても、教えられることばかりです。



今日は、お出かけです。
動物を飼っていると、誰か替わりに見てくれる人を頼まなければなりません。
家畜を飼っていると、お出かけはその日のうちに帰られるところに限られます。

田舎に育ちました。犬猫、鶏、牛馬と飼っていました。
捨て猫がいつの間にか住み付きました。
この猫、獲物(ねずみ等)をとってくると、私の枕元でしばらく遊びました。
何事かと一旦は目を覚ましますが、いつものことでまた寝てしまいます。
獲物は、そのままでした。

犬が好きか、猫が好きか分かれます。

犬が好きな方は、友達が欲しい人。
猫が好きな人は、孤独を好まれる方。

猫は、人に懐かなくて家に住むと言われます。
いつも自由に動き回っています。

かみさんの実家の猫(トラ)は、子猫の面倒をよく見ていました。
自分が好きな猫が産んだ子猫たちです。
子猫たちは、トラとは似ていませんでした。
気の良い猫でした。
夜な夜な出かけていきました。
時々大怪我をして帰って来ました。
喧嘩は弱かったようです。
かみさんの実家に初めて泊まった夜、私のふとんの上で寝ていました。

猫は、亡くなる時は姿を隠すと言われています。
何匹も飼いましたが、死体を見たことはありません。

岩合さんが、猫を取材して世界中を歩いておられます。
番組の中で、猫識のコーナーがあって猫を知る勉強になります。
分かりやすい説明で、納得します。

会社の人が飼っていた猫は、天井を逆さまに走るそうです。
勢いをつけて壁をななめに駆け上がり、その勢いで天井を駆けて、床に降りるとか。
まるで、木の下サーカスの熊が、オートバイに乗って檻の中を回るがごとくです。

猫ちゃんを好きかと言われれば、
そうですとも。そうでないとも。
猫ちゃんは、空気のような存在です。
いつも、お気に入りの場所に座っています。
出窓であったり、こたつの上であったり。
呼んでも、ご飯以外は来ないけど、探すといるという存在です。

吾輩は 猫と呼ばれて 横にいる

2016年3月23日


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持てる力で戦う

2016-03-22 06:32:07 | プロジェクトエンジニアー

かつて勤めた会社の上司二人が、奇しくも同じようなことを言いました。

エンジニアリング会社の上司は、こう言った。
提案の時、自社が今持っていないソリューションは、あるかのように顧客に説明してはならない。
そのシステムやソフトを開発するだけで、見えないコストがプロジェクトを受注した後のリスクになる。
必要であれば、開発費用がかかると説明すべきだ。

外資系会社の上司は言った。
スイスの農家は、例え駄馬であったとしても、自分の家の馬を使うしかないのだよ。という格言があると。
外資系会社の日本法人には、エンジニアリング能力が不足しているために、プロジェクトを受注できないことを言ったときでした。
結局、営業である自分がプロジェクトマネージャーを兼務して、受注しました。
強い機械を売るだけでなく、周辺機器も含めた全体最適のソリューションを私は売りたかったからです。

今日ネットニュースで、「なぜ、うつ病は治らないか」という記事を、見ました。
良くなりかけては元に戻るのサイクルに陥る原因は、焦りから来ると書いていました。
うつ病や癌は、完治しない。日常生活に支障がない程度に回復すること(寛解という)を目指すのが良いと言われていました。

うつ病患者の質問で必ずあるのは、「いつ治るのか」と「完治するのか」の二つであるとも。
うつ病の治療は、休息と投薬であり、薬が減ることができれば快方に向かうとのこと。
焦ってはいけないと、医師からも家族からも言われます。本人には、逆の言葉として聞こえてしまう。
焦りがあるのは、むしろ普通だと本人に伝えること(偽解決)が良いとも書かれていました。
記事の筆者の経験も加えられていました。
記者のアトピーを治そうと一生懸命であった親元を離れて一人で生活をするようになったら、数か月のうちに落ち着いたとも書かれていました。

私には4人の子供がいます。
どの子も、不登校になりました。長女の時は、必死でした。早く学校に行けるように夫婦で努力しました。
どの子も高校一年生でなりました。
私達夫婦は、「そんなの普通だよ」と子どもたちにプレッシャーは与えませんでした。
どの子も一ヶ月ほど休んで、学校に行けるようになりました。
また、不登校になることがあるかもしれないけど、それもありと夫婦で話していました。
亡き妻は、これ幸いと一緒に遊んだり学んだりしていました。中学に入ると、親離れしたように見えました。

いくつかの例は、逆療法のように聞こえるかもしれません。

今日のタイトルは、「持てる力で戦う」でした。

私は、「ないものねだり」の人間でした。
特に若い時は苦しみました。
田舎で育った。貧乏。背が低い。性格が悪い。不細工な顔。
すべて相対的に足りないことや劣るものと恨んでいました。
これが、実は「人間の個性であり、味わい」であると気づいたのは、40歳の頃でした。
今ある現実を受け止める。
持てる力で戦おうと腹をくくりました。

しかし、人は焦るものです。
再度、自分を嘆き否定します。
そんなこと、当たり前で誰しも陥ることです。
焦りではなく、自分はどうするだろうかとプレッシャーのかかる難局を楽しむことです。
ノー天気で良い。いい加減で良い。天然で良い。
呑気にやろうと思うこの頃です。

追い越され 抜き返すより さあどうぞ

2016年3月22日


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