故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

自分は愛されてるか

2023-11-12 19:11:55 | よもやま話

絵のタイトルは、「あなた色に染まる」です。
まだら模様に染まってしまい、夫が定年を迎え別れました。


今日のタイトルは、「自分は愛されてるか」です。
物心がついてくる頃より、誰しもが持つ疑問です。
対象は、家族で会ったり友人です。
叱られたり、仲間外れのように感じたりする時がそうです。
絶好調の時は思わない感情です。

自分は誰かを愛しているかと、自問してみる。
自分のことだからよくわかるはずである。
ことあるごとに揺れ動いている自分を知ってもいる。
家族が病気になったり認知症になると、一瞬逃げ出したくなる。

愛されることと愛することは、バーターではない。
神様さえ知らぬ、闇の中です。
あんなに好きだった彼女と別れたら、もう次の彼女を探している。

伊藤整がいう、失恋の3パターンである。
男は女が好きでも、女は男が嫌い。
そして、逆のパターン。
やっかいなのは、どちらも好き同志だが度合いが違う。
何かを成し遂げたら、告白しよう。
今「愛している」と言ってほしかったのにと、間が悪い。

「自分は愛されているか」と、誰にも問えない、自分でもわからない心のひだです。
破滅的な生涯を送る人が残したメッセージは、
愛されたかった人(例えば母)へ伝えたかったことじゃないかと誰かが言う。

愛されるより、愛するほうを皆が選択する。
愛されようとする努力は、相手の気持ちがわからぬだけに、
途方もなくエネルギーがいるからです。
インスタ映えする写真を常に探すようになる。
そして、嘘が始まる。

「自分は愛されているか」は、忘れ去りたい感情ですがまといつきます。
解放されたいと、この歳まで生きてきました。
一緒に暮らして心地よいと感じたら、それが答えのような気もします。

2023年11月12日
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