故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

草刈を断られる

2023-05-15 06:03:21 | よもやま話

絵のタイトルは、「いつもありがとう」です。
草刈の作法を教わったばあちゃんです。


今日のタイトルは、「草刈を断られる」です。
世の中は、複雑です。
草刈を断られた理由は、「無料の草刈は頼めない」でした。

友人は、縁者の畑の草刈を長年やってきた。
管理も任され、草刈も良かれと奉仕してきました。
友人は、首と腰が回らなくなった。
自分の畑の草さえ刈れなくなって、私に頼んできた。
世話になっている友人のことなので、「無料」を貫くことにした。

人にものを頼んで、知らぬ顔はできない。
それが人情です。
複雑な人間関係がほぐされて、「無料」は通用します。

シルバーに頼んでみると、友人は言っていました。
私もその方が良いと考えます。
都会に住んで偉くなった息子には頼めない。
かと言って、近所にも頼めない。
こんなことで、耕作放棄地は増えていきます。

草刈の賞味期限は、わずか2週間です。
根ごと引き抜くように耕作しても、1か月で元の木阿弥です。
草を生やさぬ努力は、日々の負けない気持ちだけなのです。
有料で頼める人は、そうした方がよい。
お金がもったいないのであれば、次のこと(息子に頭を下げる)を考えればよい。

東北のばあちゃんに教わった。
「自分が刈った草は自分で片づける」作法を守り続けます。
東北で、ある年配者の畑を一年に一回、春先に半日だけ耕作しました。
その方は、たいそう喜ばれ、冬まで野菜を作ったり花を植えられていました。
半日だけの手伝いで、効果絶大でした。
お金では換算できない楽しいことを見たり感じたりできます。

2023年5月15日
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