故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あれがあったら、これがしたい

2023-01-02 03:10:45 | よもやま話

絵のタイトルは、「声良し、姿よし」です。


今日のタイトルは、「あれがあったら、これがしたい」です。
毎朝、妻が呪文のごとくつぶやきます。
それは、「あれもこれも、やれ」と言うこと。
私は、にやっと無視します。
次の瞬間、段取りを考えています。

来る日も草を刈り、ある日に耕し始め、「気が振れた」と妻が心配する。
金をもらって、こんなに楽しいことをさせてもらえるなんて、やめられない。
不可能を可能にするのが、私の仕事です。
「楽しそうだから、俺にも手伝わせろ」と誰かが言う。
では、手伝わせてやるかと、成果を分ける。

熊野古道を、20年近くかけて切り開いた一組の夫婦がいます。
もったいないと始め、ここに道があると追っかけた。
気づいてみたら、多くの人が後に続き踏み固めている。
旅人に、無償のお菓子と果実を縁台に並べる人が出て来た。
一本の道が生んだ奇跡です。

芥川龍之介が書いた「蜘蛛の糸」では、
俺だけが独占したい天国への道が蜘蛛の糸でした。
頼りない蜘蛛の糸を昇ろうとする人が続く。
蹴落とそうとするのが人情です。

映画「荒野の七人」では、
助けてもらった人々が、戦った七人に礼を言う。
「本当に強いのは、あなた方だ」と生き残ったガンマンが言う。

そんな生き方ができる。

2023年1月2日
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