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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

背表紙を読む

2025-06-08 18:20:03 | よもやま話

絵のタイトルは、「名護の守り神」です。


シーサーに近づいてみました。
タイトルは、「阿吽」です。

飾って守ってもらいながら、近づいて感じるというのはいかがです。


2週間に一回の頻度で、図書館から本を借りて読んでいます。
今日のタイトルは、「背表紙を読む」です。
勘の良い読者は、私が何を書こうとするかと、考えを巡らせます。
本屋、図書館、古書店でも背表紙を見ながら吟味します。

図書館では、好きな作家の次は何を読もうかと探します。
背表紙を読み、内容を推測します。
本屋では、買いたい本を見つけるために、背表紙(タイトル)と作家を見ます。
財布の中身と相談が始まります。
古書店では、知らぬ本や作家との出会いが背表紙でした。
新鮮で、知識欲をそそる宝探しでした。

今は、本との出会いも一瞬です。
本をネットで検索し、あらすじを読み、読了です。
知ったかぶりをするために、ビデオを2倍速で観るようなものです。
知らない言葉を広辞苑で調べることは昔の話です。
スマホに知りたい言葉を叫んだら、意味が瞬時に出てきます。
広辞苑の行間の説明にわくわくし、知りたい言葉の前後で出会った言葉にも興味が広がりました。
辞書で調べる副産物でもあり、楽しみでした。

コミュニケーションが大切と世間で言われ、頭も理解を装う。
実際の会話となると、聞きたい話が終わったら、後は上の空です。
喫茶店で男女が会話をすることもなく、スマホを覗いています。
互いに、興味(見つめ合いドキドキする)はないんかい。
会社でも、隣の席の者とメールのやり取りで会話をしています。
履歴(証拠)を残すのが目的で、CC(関連)宛てのメールは読む気もしない。
これじゃ、在宅勤務と変わりません。
上司が部下を監督(評価と通達)するためだけに、出社をさせる。

暮らしが、「安近短」に汚染されています。
面倒な(哲学的、情緒的)ことは、できるだけ避けて通りたい。
「だいじょうぶ」という言葉が好きではありません。
相手を傷つけまいと思うのか、「不要」と宣言しない。
振られたくない(傷つきたくない)から恋愛しないのと同じです。
次は、もっとうまくやろうと、探求心に欠けています。

私は、仕事で付いた筋肉が自慢です。
相手に伝えたいと、目の動きや肌の赤らみが好きです。
シミュレーションばかりしてないで、当たって砕ける。
当たって砕けたら、破滅に繋がるほど被害甚大(この世の破滅)ですか。
そんなに世間は冷たくはありません。

テレビやネットで洪水のごとく流れる情報です。
生き方が、知らず知らず受け身になっている。
ほとんどの若者が、よそ者で馬鹿者です。
経験者は、石橋をたたいて壊す輩です。
生きてきた道すがら、成功と失敗を数えてみれば分かることです。
成功経験は、一握りです。
だから、一瞬でも嬉しい。
生きる力が湧いてくる。

2025年6月8日
コメント
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