故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

手を出すな

2023-12-13 06:40:18 | よもやま話

絵のタイトルは、「あの人に食べさせたいな」です。
料理の神髄は、喜ぶ顔が見たいからです。
これ以上の味付けを考えられません。


寒い朝 努力結晶 箸つかず

今日のタイトルは、「手を出すな」です。
タイトルを決めるのに時間がかかりました。
このタイトルがふさわしいか、書いた後に判断します。

幼子が倒れたとき、起き上がるまで待てますか。
勉強していれば安心。
勉強=よい大学=良い企業=幸せ、成功
つまり、勉強=よいこと、と私たちは教えられた。
学問を究め博士課程を修了し、社会に出る。
高校卒の上司に仕えるも、プライドが邪魔をする。
親もアドバイスのしようがない。
なんか変だ。

おばあちゃん子は三文安。
お母さんなら待てるのが、おばあちゃんは待てない。
まどろっこしいから、おばあちゃんがすべてやる。
甘やかしているのは、待てないおばあちゃん自身です。

心配だから何にもしないでよいと、親を床の間に飾る。
何にもしないし、させないから認知も進むばかりです。
半身不随でも包丁で大根が切れる。
大根を釘にさし固定してから、使える腕で包丁を握る。
さらに段差つきにリフォームする。
歩くごとに気を付け、四肢を使って動くようになるから筋肉も眼も衰えない。
なにしろ、時間がかかります。

親も親です。
東京駅での乗り換えが心配だから、添乗員つきの旅行にする。
旗のあとを歩かず、間違った方向に走り出したって良いじゃない。
時間はたっぷりあるんだから。
親も勉強です。
スマホだって使えるさ。
初めは、かけるときだけどね。

効率とコスパを追求する世の中です。
歩けば1時間を、車で5分で行くのを良しとする。
歩くと見える景色が違います。
知ってはいるけど残念。
点から点を20年を続けていると、住んでるところの良ささえ説明できない。

20件の見積もりをして、一件の成約。
時間がもったいないから、見積もりも接客もAIに任せる。
無駄な19件が、自分を育て、客先にも優しいことを学ばずじまいとなる。

分かっているのなら、「手を出すな」です。
できるコーチは手をあげない。
持ってる言葉を尽くします。
毎日手伝わすのは、ヤングケアラーじゃないんだからほどほどに。
私は、毎日ルーチンワークをやるようになってから、自分の至りなさに気づきます。
まずいものを作ると、箸を付けてくれないことを学びました。

2023年12月13日
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