故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

荷は軽く

2016-06-13 07:19:53 | プロジェクトエンジニアー

似顔絵は体調の良い時に描いたほうが良い。
この女性は、はつらつとされています。
夫婦で格好が良かった。


今日のテーマは「荷は軽く」です。

東日本大震災の折り、会社のサーバーが使えなくなることが懸念されました。
理由は、停電です。
急遽、関西に事務所を借りました。
サーバーをもう一基設置しました。
関西に避難したい方に、ホテル代を支給すると社長から話がありました。
いつまで避難したら良いのか判断のつかぬまま時だけが過ぎて行きました。
結局避難はしませんでした。
関西の事務所家賃をねん出するために、
借りていた5階分のフロアーのうち、最上階の5階を返すことを社長は決断しました。
荷物を80%にすること、営業とサービスの机は共有することになりました。

荷物を20%減らすのは1ケ月のうちとなりました。
営業にとって、年末年始は多忙な時期です。
この時こそ、普段訪問する理由がない顧客を訪問する時です。

結論から話します。
普段からいつか使うだろうと溜め込んだ書類を30%に減らすことができました。
書類を3つに分類しました。
必要なもの。(10%)
不必要なもの。(20%)
今は決められないもの。(70%)
ここでやめても良かったのですが、この際とさらに整理しました。
「今は決められないもの」の中をもう一度点検しました。
一度火が付いた捨てようという想いが後押しして、ほとんど(70-80%)が
捨てるものとなりました。
決断のものさしは、1年以上見ていない(忘れ去られている)
書類を捨てることにしたことです。
いつか役に立つは、考えてみれば一生使わぬものです。
だから、忘れ去られているのです。

えいやと捨てた後の爽快感は忘れられません。
次は、何を捨てようかに気持ちが変わりました。

次に取りかかった、机の共有化です。
営業が会社にいる割合は、30%。
サービスの割合は、10%。
これが理想です。私の感覚です。
つまり、営業とサービスの机の支配エリアは、ほとんど無駄ということになります。
営業とサービスの合計人数は約40人。机は10台用意されました。
自分の持ち物は、引き出し(移動式)とパソコンだけでした。
早いもの勝ちで座ります。
他部署の営業やサービスの隣りになります。
これは良かった。
絶対なかった情報交換の場になりました。
一つの部署だけでは、困ったことのオンパレードの仕事が、
他の部署ではすでに解決済みのこともあり、役立ちました。
机を並べて話したり冗談を言ったりして、新鮮でした。

荷は軽く。
あの世まで持っていくものは何もありません。
自分の身まで煙になってしまいます。
だったら、早く不要なものは、生前に捨てた方が良い。
ほんの少しの必要なものだけとっておきたいものです。
引っ越しの度に荷物は減っていきます。
何度でもリセットしたい。
たんびに体力を使います。
もつれた糸をほぐすような達成感があります。

つれて、心の荷も軽くなります。
あふれんばかりのしがらみ。
どうせ、皆にさよならを言わなければなりません。
今のうちに挨拶をしたいものです。
少なくとも思い出して、心の中で挨拶を済ませておきたいと思います。

溜め込んだ 荷物のはじに 狭く寝る

2016年6月13日
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