故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

無力感

2020-03-30 07:23:23 | よもやま話

絵のタイトルは、「損して得した」です。
電柱がなければ、花火の全容を見られたのです。
全容は見られなかったけど、見えない部分を想像できた。


広辞苑には、憧れとこだわりがあった。
結婚祝いに何がよいかと職場の代表者に聞かれ、広辞苑を希望しいただいた。
広辞苑を手にした最初である。
電子辞書は、3台目である。
高いほど、画面が大きく、文字入力に選択性(広辞苑でアルファベット入力ができる)がある。
毎日使うものだから、高価でも便利なものがよい。

今日のタイトルは、「無力感」です。
兄弟は、仲が良い時もあれば、そうでない時もある。
親子の場合、親離れ子離れが話題となる。
兄弟間では、永久に長幼が引き継がれる。
人望がない兄弟とは付き合いたくはないが、逃げられないのである。
兄弟は、他人の始まりと言われる所以である。

今日のタイトルは、「無力感」です。
意味は、
自分の力の無さを意識しての失望感。
(広辞苑より)

幼いころ、両親が離婚し新しい母(養母)に育てられた。
実母に会いたいけど、養母に遠慮し、封印した。
普通なら、「無力感」に襲われ、境遇を恨む。
実母は、子どもを残し駆け落ちをした。
後から、実母を「よくやった」と尊敬する。
こんな話を聞いた。

人それぞれ、生まれた境遇は違う。
出自(出どころ。うまれ。出生と同時に血縁に基づいて制度的に認知・規定される系譜上の帰属
:広辞苑より)のことである。
「みんな貧乏が悪いんや」と思いがちである。
何かの時に、行き当たる壁は常に経済的なことにつながる。
4歳までに「親孝行」は終わりを告げる。
5歳からは、個人として育つ。
動物の世界では、当たり前のことである。
そんな風に考えたい。

私は、母に倣い子どもたちを文章で呼ぶときは「さん」づけにしている。
会話するときは、いつもの「ちゃん」づけであったり呼び捨てである。
再婚で家を出ることになり、よかった。
子供たちから独立できたし、子どもたちも親から独立できた。
「無力感」を出自のせいにする。
境遇のせいにする限り、望みはない。

喰始(たべはじめ)さんは、多くのエンターテナーを育てた。
ダメ出しはするが、台詞の工夫はすべて出演者(若者)に任せる。
出演者が工夫して、自力で笑いを取る毎日がワハハ本舗と言われた。
自分の知恵と努力で勝ち上がれる。
しかし、こうも言った。
60代は70代のため、70代は80代のためにあると。
年配者が、今日を楽しもうと前向きな姿を見せることが使命ではないか。
みんな、そうしている。
そうしているはずである。

酒がある 飲んで飲まれて 頑張るか

2020年3月30日
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