故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

丸ごとの幸せ

2024-01-22 00:45:00 | よもやま話

絵のタイトルは、「愛の椅子」です。
なまめかしい唇が覗いているわけではありません。
元気をくれる。
唇があれば、かたい椅子も座り心地がよくなるかしらと入れてみました。
幸せとは、そんなものではないでしょうか。


チームメイトが帰ってきた。
私が営業で、彼がサービスマンでした。
このくらいはやってくれると想い、いつもそれ以上の男でした。
売っていた機械で、これはリコールものじゃないかと気づきました。
客先も私たちもそう思っていました。
世界中でメンテナンスをやっていた男に質問がありました。
これまでこのような欠陥を見たことがあるか?
2回目です。と彼は答えた。
普通は見たことがない。と答えます。
それは、嘘だと客先は怒ります。
そうか、運がないなと客先に思わせました。
営業の私は、とことん向き合おうと決断しました。

今日のタイトルは、「丸ごとの幸せ」です。
その男は、陽気で破天荒なイギリス人です。
彼を連れてきてくれた友人と3人で、広島駅前で大いにビールを飲みました。

あの人と結婚したら、自分は幸せになる自信がある。
普通は、あの人が幸せにしてくれるんじゃないかと想像します。
何故なら、好きだから。
ここに落とし穴がある。

仕事でよくありました。
任せるから、工場診断をし解決策を施し、知らぬままでよいから儲かる工場にしてください。
ふざけるなと思いましたが、言いませんでした。
「丸ごとの幸せ」などありはしない。

結婚したら、こんなはずじゃなかった。
幸せにしてくれるはずが、どんどん不幸にします。
どこに勘違いがあったのでしょう。
子供もできて、スタート地点にもどることなど到底できない。
あれあれ、幸せになる自信があったんじゃないんかい。

前向きにしてくれる金言や行動がある。
なになにしてくれない。
こんなことはどうでもよい。
やっぱり私が選んだ人だ。
これからも一緒にいたい。
頑張れます。

ここまで考えたけど、最後のピースがはまらない。
それに気づかせてくれて、最後のピースを選ぶ自信を与えてくれる。
誰も、私の幸せをお膳立てしてはくれません。
私の幸せは、自分にしかわからない。
「丸ごとの幸せ」なんて、はなからないのです。

2024年1月22日

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