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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

動物を飼う

2018-05-29 00:29:15 | よもやま話

文字通り、ありがとなジン君。


今日のタイトルは、「動物を飼う」です。
物心がついた頃、家には猫、牛、鶏がいた。
耕運機を買うまでは、牛に鋤きを引かせて田んぼを耕していた。
鶏は、卵を産んでくれた。卵は貴重な蛋白源であり、子供達の弁当のおかずになった。
猫は、勝手に住んでいた。餌は、家族の食べ残しだったように思う。
家に貯めこむ穀物や野菜を鼠から守る役目があったのだろう。
動物を飼っていると、家族総出で出かけられない。
家族で出かけるなんて思いもしなかったから、気にもしなかった。

横浜に住んでいる頃、犬を飼って欲しいと息子が言った。
一軒家に住むようになったから、それも良いかなと思い飼い始めた。
息子も忙しくなり犬の世話ができなくなって、親が犬の面倒をみるようになった。
孫が出来、犬は孫が泣くのを心配そうに周りを回っていた。
孫に乗っかかられても、迷惑そうな顔をするだけで、犬は怒りもしなかった。
犬に連れられて散歩に出たり、遠出もするようになった。
子供が忙しくなって、犬は夫婦のかすがいになった。
家族で出かけるとなると、犬も一緒にとなって限られた場所になり、長い距離の移動は不可能になった。
犬は天寿を全うした。看取って、骨にした。
犬の介護は、壮絶だった。息子と娘がよくやった。

ここで、動物を飼う気にならない。
家族全員の二人で出かけることも多く、それこそ留守番の動物が可哀そうである。
犬や猫が嫌いではない。その証拠にカフェの大家さんの猫がなついている。
認知症で施設に入られた飼い主の身代わりが私である。
自然が豊かで、その成長の手助けや管理をすることで手一杯である。
飼い犬や飼い猫のように身近ではないが、野菜や庭木が癒してくれる。
裏の森では、早朝ほととぎすが、「早う仕事をせい」とやかましく鳴いている。
苗を植えるこの時期だけである。
夜は、みみずくかふくろうが、ホーホーと鳴いている。

動物を飼うのは、動物に役目があってのことと考える。
この辺りの犬の役目は、防犯である。
車には反応しないが、歩いていると不審者扱いで、いつまでも吠えてくる。

先輩が犬を飼い始めた。
家の中は、潤いが出たようである。
万歩計のカウント数が毎日の楽しみだった先輩は、出かけなくなった。
夫婦で出かけることもなくなった。
年間30回もこの地に来られていた先輩が来られなくなった。
時には、夫婦で来られていたのに、来られなくなった。
よって、頻繁に訪ねることにした。

動物を飼うのは、必然性があってのこと。
家族の一員であり、役目があってのこと。

犬飼って 看取るはどっち いい勝負

2018年5月29日
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