故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

男と女(Part3)

2017-03-24 06:52:55 | よもやま話

足柄山から流れてくる川の欄干に、金太郎さんがいました。
仕事を終えての帰り道でした。
「帰って一杯やっか」というタイトルです。
まだ元気なうちのことでした。


今日のテーマは、「男と女(Part3)」です。
半年ごとに、病気のようにやってくる想いです。

ぬくぬくと豊満な胸にうずまりたいと、男なら一度は思うもの。
いやその、必ずしも豊満でなくても良い。

このテーマに浸りたいけど、妻が話しかけてきます。
頑張って最後まで書きましょう。

身体の底から突き上げてくるようなあれです。
妻の話は止まりません。ううん。

ちょっと酸味があるほうが良い。
ほろ苦さも付きまといます。
コーヒーの味でもありません。

どうしてうまく行かなかった恋物語ばかりを思い出すのでしょう。
「去年よりずっときれいになった」と若い女性を見るごとに思います。
「あとで」を何度真に受けたことやら。

そうではありません。
今日は、金太郎さんの想いに習って、「帰って一杯やっか」です。
この場合は、愛する奥さんの手料理で一杯のことです。
男が仕事を終えて帰るのは、決まって奥様のところです。
「今日もよく頑張ったね」と、子供達はさておいて一品料理が続きます。
この酒が、五臓六腑にしみわたる。たまらぬ瞬間です。
このかかあと一緒になって良かったと、
胃袋を掴まれているのも知らずに酔いしれるのです。

春の宵闇、夏の夕涼み、冬の夜のしじま。
秋は浮かれて。
男は、「酒が飲めるぞ」とはしゃぎます。
そんなだんなを見て、女は微笑みます。
二人だけがわかるサインがどこかで出てきます。

やれやれ。
単身赴任の貴方には、ちょっと酷な話でした。
それはそれ。奥様がいるものとして、酔っぱらってください。

障子を開けると、三月も終わりというのに名残雪です。
奥様と足を絡め合って暖をとりましょう。
さあ、今日も頑張るぞ。

名残雪 せつない想い いまはかか

2017年3月24日

2015年6月19日投稿記事「男と女」を参照ください。
2016年10月29日投稿記事「男と女(Part2)」も参照ください。
永遠に謎のテーマです。
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