故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

メリハリ

2022-01-08 15:35:34 | よもやま話

絵のタイトルは、「ぴちぴち」です。
彼女は、産毛も可愛いおとなしめの女性でした。
この絵もその人と渡すことにしました。


かさかさと 人気ないはず 猪が

広島県でもまん延防止措置適用が決まりました。
東京の先輩から電話がかかったのは一昨日のことでした。
ゴルフバッグを送ろうと思うが、どうなんだ。
延期にしましょうと結論を出しました。

私達の生活を見直すことにしました。
不要不急の外出を控えます。
言い換えると、人と会わない生活にシフトします。
今日のタイトルは、「メリハリ」です。

さっそく、カレンダーの曜日ごとに仕事を書き込みました。
曖昧な毎日が、一挙にメリハリのある暮らしに変化しました。
金曜日は実家の草刈、掃除と片づけ。
月曜日は絵手紙製作などの創作活動。
水曜日は、我が家の庭や畑の草刈と猪対策。
あとの4日間が自由時間となります。
どれも、エンドレスの仕事や暮らしです。
買い物は週一がせいぜいとなります。
足りない物は、近くの店で単品だけ購入することになるでしょう。
大型スーパーに行くと、あれもこれもと必要で欲しいものに見えてしまいます。

気がかりだけど、手つかずのもやもや感が続いていました。
ゴルフも行けないと腹が決まりました。
天候を見て、釣りやゴルフの練習を決められます。
生活にリズムが出ることによって、不足の仕事の補充に当てられます。

何事も始めることによって、やらなければならないことが見えてきます。
昨日は金曜日です。
いつかやろうと先延ばしだった実家の庭の剪定をしました。
空き家に風を通しました。
電気も水も止めていますが、明るい日中なら支障はありません。
市水は止めていますが、山から引いている水は使えました。
気持ちが楽になり、進まなかったビールが美味い。

2022年1月8日

<<あとがき>>
移住してきて一カ月が経ちました。
引きずっていた元の暮らしのリズムを、断ち切ることができたように感じます。
皮肉なことに、コロナが後押ししてくれました。
(筆者)
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犬も歩けば棒に当たる

2022-01-08 15:24:14 | よもやま話

絵のタイトルは、"Are you joyful"です。
楽しんでいる顔でしょう。
毎日が、発見の連続です。
家庭が彼女を応援している証拠でしょう。


待たないで 檻から出てね えらい人

釣れません。
連日、ボーズです。
今日のタイトルは、「犬も歩けば棒に当たる」です。

夏大きなコチ(30cm)とカワハギ(20cm)が釣れた、
いや12月にもカレイが釣れた(30cm)浮き桟橋に行きました。
当たりすらありませんでした。
餌もあさりや青虫と試しましたが、さっぱりです。
次はえび(冷凍もの)です。

人に習って防波堤に行きました。
こちらは、妻が高所恐怖症で早々と断念しました。
ではと、昔々(30年前)釣れた秘密の入り江に行きました。
妻が渾身の力で投げるも、10m先にぽちゃん。
私だって、30mがせいぜいでした。
妻は、フグばかり。
私は、相変わらずの体たらくです。
夜になると、妻は腕が痛い。
竿のしなりを使わず、渾身の力で腕を振るいます。

これでは、物語が進まない。
私は、防波堤の内側で釣ることにしました。
見えるのは、小さなメバル(10cm以下)ばかりです。
これが、よく釣れるのです。
味噌汁にしてと、妻に頼みました。
妻は小魚に興味が湧きません、したがって味噌汁が出てこない。

市役所に行き、しばし無駄話。
猪除けの鉄柵を取り付けると、鉄柵も取り付け費も補助(50%)が出る。
但し、土地の持ち主の承諾書が必要です。
多くの場合相続されていないから、(死者からは)承諾がもらえない。
相続されていても、連絡がつかないのです。
市役所の人が、小さなメバルを高温の油で揚げて酢漬けにしたのが、好きですと言われた。
これだと、料理されないで残っていたメバルを揚げました。
酢に付けました。
骨まで食べられて、酒の肴にぴったりでした。
酢が強すぎて、妻は駄目でした。
甘酢でなきゃなんて言ってました。

東京のなんでも面白がる友人に、この酢漬けメバルを送ろうと思います。
試食させるのです。
秋田の友人に猪肉も送らなきゃならないし、忙しいのです。
やっかい者の猪(ただ)の肉が、加工されると500円/100gします。
これはという蜜柑も見つけました。
いしじ蜜柑です。
さっそく、東北の友人に餞別のお返しとして送りました。
天空のラピュタに昇る裏道も見つけ、尾根筋の防災道路も通った。

毎日が暇なんです。
私は犬になって目的もなく歩いています。
いろんな棒に当たるものです。

2022年1月6日

<<あとがき>>
かつて、外資系の会社に勤め始めの頃、社長(スイス人)が一般席に座っていました。
帰りの電車で、新入社員の私に気さくに声をかけてくれました。
事務所を移り、社長室があつらえられました。
社長室には、女の秘書がいるばかりで偉そうでした。
段々業績があがりました。
社長は、閉じこもるようになりました。
スイスの本社で社長が報告したことの裏を、
ドイツ勤めの同僚(ドイツ人)が取りに来るようになりました。
ほどなくして、くびになりました。

どこでもそうですが、首長が部下の机を歩き回る光景はあまり見ません。
歩き回られると、部下はうっとうしいでしょう。
首長は、どこにゴミが落ちているかくらいは分かります。
(筆者)
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満足かと言われれば

2022-01-08 15:16:24 | よもやま話

絵のタイトルは、「うむむ」です。
不意打ちを食らった表情です。
でも、何かの発見があったからいいか。


満足は するりといつも 逃げていく

移住して一カ月が過ぎました。
自分たちにしては、驚異的な速度で満足に突き進んだ。
50年ぶりに再会した同級生に猛アタックして結婚した。
それも、もう8年前のこと。
当初は、母親は二人要らない、親せきになりたくないと両家から猛反対された。
昨年暮れに、終の棲家を得たことで入籍した。

今日のタイトルは、「満足かと言われれば」です。
結婚は、単なるスタートでしかない。
大変かと言われればそうでもない。
二人の洗濯物を干してみればよく分かる。
一竿で充分である。

地球は家族であると言われる。
私達は、ほんのちっぽけな一員でしかない。
何をするにしても、一人の満足では終わらない。
一夜を共にした男女に訪れる、朝のようなものである。
苦難の始まりなんです。

連日、釣りに行く。
ボーズの日が続く。
餌が余ったとくれた若い釣り師にも、当たりが無かった。
冬の海は違う。
夏の魚たちはどこへ行ったのやら。

こんなものじゃない。
狭い島に生きるものがこんなことで済ますはずがない。
海沿いに走る島の幹線道路の山側は崖である。
切り崩した崖のてっぺんに家(ラピュタの城のごとく天空の家)がある。
あそこ迄毎日登るの。
そんなはずはない。
裏山から大きく迂回し、アクセスする道路をやっと見つけた。
山の上まで生活スタイルを延長していた。
広域農道があり段々畑に行く。
山火事を消すための防災道路が古鷹山の尾根筋にあった。
やるもんだ。
これでなくちゃ。

誰もが、こんなもんじゃないと工夫する、そして一生懸命生きる。
一夜を共にした男女は、秘密のコードで入れる個人サーバーで恋を紡ぐ。
睦(むつみ)会う恋は、いつしか露見する。
一生懸命故に哀しくて可笑しい。

満足は、線香花火のようなもの。
昨日できたことが、今日はもうできない。
一筋の光を見た。
明日は、困難がいとも簡単に達成できるかもしれない。
私達は、麻薬のような人生を生きている。

2022年1月5日
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