故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

満足かと言われれば

2022-01-08 15:16:24 | よもやま話

絵のタイトルは、「うむむ」です。
不意打ちを食らった表情です。
でも、何かの発見があったからいいか。


満足は するりといつも 逃げていく

移住して一カ月が過ぎました。
自分たちにしては、驚異的な速度で満足に突き進んだ。
50年ぶりに再会した同級生に猛アタックして結婚した。
それも、もう8年前のこと。
当初は、母親は二人要らない、親せきになりたくないと両家から猛反対された。
昨年暮れに、終の棲家を得たことで入籍した。

今日のタイトルは、「満足かと言われれば」です。
結婚は、単なるスタートでしかない。
大変かと言われればそうでもない。
二人の洗濯物を干してみればよく分かる。
一竿で充分である。

地球は家族であると言われる。
私達は、ほんのちっぽけな一員でしかない。
何をするにしても、一人の満足では終わらない。
一夜を共にした男女に訪れる、朝のようなものである。
苦難の始まりなんです。

連日、釣りに行く。
ボーズの日が続く。
餌が余ったとくれた若い釣り師にも、当たりが無かった。
冬の海は違う。
夏の魚たちはどこへ行ったのやら。

こんなものじゃない。
狭い島に生きるものがこんなことで済ますはずがない。
海沿いに走る島の幹線道路の山側は崖である。
切り崩した崖のてっぺんに家(ラピュタの城のごとく天空の家)がある。
あそこ迄毎日登るの。
そんなはずはない。
裏山から大きく迂回し、アクセスする道路をやっと見つけた。
山の上まで生活スタイルを延長していた。
広域農道があり段々畑に行く。
山火事を消すための防災道路が古鷹山の尾根筋にあった。
やるもんだ。
これでなくちゃ。

誰もが、こんなもんじゃないと工夫する、そして一生懸命生きる。
一夜を共にした男女は、秘密のコードで入れる個人サーバーで恋を紡ぐ。
睦(むつみ)会う恋は、いつしか露見する。
一生懸命故に哀しくて可笑しい。

満足は、線香花火のようなもの。
昨日できたことが、今日はもうできない。
一筋の光を見た。
明日は、困難がいとも簡単に達成できるかもしれない。
私達は、麻薬のような人生を生きている。

2022年1月5日
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