故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

生きる

2022-01-13 13:06:53 | よもやま話

まさに落ちんとする「雫」です。
重力に逆らって、表面張力が頑張っている。
真ん丸にはなれないけど、なろうとする姿が美しい。


枯葉落つ 死んでしまえと 誰言える

生きていてもつまらない。
若い頃も今も時々悩まされます。
こうすれば、気分が変わる。
そんなことを力づくで、学んできました。
経験はあっても、力づくができない。
いやいや、まだまだと生きています。

あなたは、疑問を持ちながらも必死で生きています。
食うために働き、生きるために食っている。
人間は二足歩行になって、飛躍的に進化した。
かかとにかかる重みが骨を作り、生命の根源となる物質を身体の隅々まで運んでいる。
生きていてもつまらなくても、太古の昔の人たちが為したことで生きている。
あなただって、どこかの誰かに魅かれ、子孫を残している。
延々と生きて来た。
そして生きる。

今日のタイトルは、またまた「生きる」です。
引っ越しロスと東北ロスで、呆けていました。
妻の「ああしたい」、「これがあったら」に引かれて、とぼとぼと後をついて生きます。
ああ、また面倒なことが始まるな。
結果、外で活動することになります。

外で何かしていると、必ず誰かが話しかけてきます。
暇な人の相手を、同じく暇な人がする。
認知症同士の会話が弾んでいるのと、変わりがない。
違うのは、その後があると言うことくらい。
言葉を発する。
言葉に責任が生ずる。
責任を全うしようかと、何かのアイデアが頭をかすめる。
生きています。

何かをしたら、誰かが引き継ぐ。
面白いからに他ならない。
生きている限り、その連鎖となる。
生きていてもつまらない。
否応なく、生きるしかない。
生きていれば、波長が合う人に出会うこともある。
第六感(特に臭い)で、免疫力の高いカップルが生まれる。
不思議の世界です。
生きていることが、否応なくつながってしまう。
太古の昔の二足歩行を引き継ぐことになる。

世界一入りにくい酒場の門をたたく勇気はどこから来るの。
生きていてもつまらないから、半ばやけくそでたたいてしまう。
すぐに、叩かなければよかったと後悔する。
後悔しながら、面白いことを見つけようとする。
そして、見知らぬ世界が開け友人ができる。

生きていてもつまらないと思う人たちが歴史を作ってきた。
生きていて楽しい人たちは、その場にとどまり焼けこがれ消滅しているでしょう。
生きていてもつまらない。
これこそ、人間の本性です。

2022年1月12日
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10kgなら

2022-01-13 13:03:28 | よもやま話

できたら先延ばしにしたい。
妻が、行こう、やろうと背中を押してくれます。


猪どんよ めじろ知らせる 野の道で 

今日のタイトルは、「10Kgなら」です。
3婆ならぬ3姉妹が段取りを進めてくださる。
自分たちのこうしたい、ああしたいが詰まっている。
耕作放棄地の持ち主に次から次に連絡をとり、
「自由にしてください」のお墨付きを取り付けてくださる。
あんたならあと15年はできると、勝手に太鼓判を押してくださる。

戦後、親が良かれと子ども達に教育の機会を与え後押しをした。
私も妻もその世代で、大いに恩恵を受けたものです。
その結果、都会で就職し、都会で伴侶をみつけ、そのまま都会に住みついた。
育ててくれた源の土地は無用になった。
戦後、食糧難をなんとかしようと開墾した畑は、山に返っている。

種が芽生え、枝をはり、歩くこともままならない。
アプローチができないと、その後の展開は望めない。
蜜柑が20Kg入ったコンテナは運べない。
「10Kgなら」運べるかもしれない。
ハードルを下げていくしかない。

お墨付きで、第一段階のハードルは落ちた。
「10Kgなら」とハードルを下げていく。
私は、食糧難を解消した畑群を見てみたい。
畑からの景色は、海が半分を占める。
多島美の片鱗が見渡せる。
歩くことは達者な島人を誘導したい。
花で釣る。
香りで誘導する。
美味しいものでお腹を満たす。
「10Kg」を下まで運ぶ必要はない。
「10Kg」を作らなければよいし、1Kgずつなら持ち帰っていただける。
残っている、生きているものが、昔を語ればよいのです。

2022年1月11日

<<あとがき>>
朝ドラ史上の快挙。
30歳も鯖を読む深津絵里さんのことです。
ここまでいかなくても、この頃皆さんきれいです。

我が家の裏のブルーシートで覆われた畑がきれいになりました。
わずか500m2の耕作放棄地です。
ブルーシートで覆われていたし、放棄して数年の畑でした。
二人でかかり、夢中になってやりました。
半日でした。
夜には、普段使わぬ筋肉がつりました。
それも一晩明ければ心地よい。
(筆者)
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