故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あけび

2021-10-03 07:07:16 | よもやま話

絵のタイトルは、「見てくれる感じてくれる、あなたが仲間です」です。
どこでいつ描いたのか覚えていません。
これも、あけびです。


陽にあけび 鳥より先に いただくか

今日のタイトルは、「あけび」です。
「盆にはいけないので、草を刈ってくれますか」と隣の空き家の持ち主から電話がありました。
初めは腹が立ちました。
今では、20cmも伸びれば、電話が無くても刈っています。

隣地の陽だまりに植わる柿の巨木をふと見上げると、懐かしい果物がぶら下がっていました。
私が網を持ち、たらの芽を採る鉤になった木であけびのつるを柿の枝ごと引っ張りました。
伸縮自在の鋏を妻が操り、一つずつ網に落とします。
15cmはある上物が10個ばかり取れました。
実が開いて、乳白色のゼリー状の種が見えます。
妻は二つ、私は一ついただきました。
ほろっととれる種(たらこの小さいもの状)は、自然の甘みがありました。

幼稚園児に混じって横浜の山に出かけました。
電気屋が持ち込んだ6mは伸びる電線を引っ張る器具を使って、あけびを採りました。
あけびの種を子供が食べました。
割れた実に味噌を詰め込んで、油で揚げて、大人がいただきました。
果肉は肉厚で、茄子のように淡白な味でした。
一杯やりたくなるような。
味噌の塩気がちょうどよかった。

友人の家には、盆栽(1m高さ)にしたあけびの木が植わっていました。
あけびは高い所にある物という概念でしたから、驚きました。
幼子が今か、今かと潜っては青い実を触っていました。
もう少しだよと爺ちゃんが言います。

採れたあけびを都会の友人に送りましょう。
苦労して掘った牛蒡、二人で掘ったさつま芋、たくさん収穫できた冬瓜と縞々いんげんも加えましょう。
里芋、紫蘇の種もつけましょう。
秋満載の送りものになるでしょう。

2021年10月3日
コメント
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