絵のタイトルは、「そばを作る人」です。
道行く人誰もが、こんな山奥で作らなくても、
麓の平らなところがいっぱい余っていると勧める。
寒くても険しくても、ここで採れたものが美味しい。
どうしてかなと、自問自答する。
耕して 広き畑に 葱一つ
汚点のない人生など、ないと思っている。
失敗のない事業もない。
誰もがこけている。
今日のタイトルは、「できることをやる」です。
やることが山積みな上に、引っ越しのエンディングにつれ、さらに行事が増えていく。
里芋を掘り、小豆を収穫し、残っていた牛蒡を掘った。
里芋を風に当て、小豆のさやを剥き、ゴボウを洗う。
私達は、収穫したほんの少しを口に入れる。
あとは、みんなあげることにしている。
今日からは、トロ芋を掘ってみる。
寒くなって、甘みが増す頃に掘るのがよいのはわかっている。
でも、もう時間がない。
こまごまとした片づけとゴミ出しが山のようにある。
山に捨て、クリーンセンターに持って行く。
身体がきしんでいる。
誰もが、今日は休もうかなと思う。
楽をしてもいいんだよ。
幸せになっても良いんだよ。
仕事だから、学校だから、デイケアだからと腰を上げる。
みんなが、「できることをやる」と頑張っている。
それでよい。
それしかない。
生きているんだから。
2021年10月22日