
絵のタイトルは、’’Window’’です。
君たち風は、自由に流れる。そして風が繋ぐ森です。
書かないと、読者数は伸びない。
それでよい。
裏を返せば、新しい記事を待っておられることになると、勝手に想像している。
今日のタイトルは、「柿暖簾」です。
洗濯物を干す竿は3本ある。一番、外側が柿暖簾である。
50個ばかりの蜂谷柿が景色を遮るように吊るされている。
庭には、つつじが20本も植えられている。
刈った草を集めておいてよかった。茶色の庭ではなく、残った草の緑にほっとする。
森との境に黄色く伸びていた山芋のつるも消えて見えなくなった。もう、芋の在処を辿れない。
紅葉の赤もオレンジに変わってきた。
落葉樹達は、早々と冬支度です。
森の奥までもっと見たい。暗い森は、気が滅入る。
下草を刈る時期が来た。緑の木々の下枝は落とすことにしよう。
竹は、優しい木だが、地面に光を届けない。そして、その範囲がどんどん広がる。
夏には風が抜ける。
柿暖簾、庭、森の入り口、林と距離を楽しみたい。借景となればよい。
定年が、60歳から65歳に延長され、じきに70歳までなる。
役目を終えた落葉樹は葉を落とし、森の奥に新しい光を届ける。
新しい光が、若い芽を育てていく。
私達は、老害と呼ばれたくない。
いつまでも緑であってはならない。
葉を落とし、次世代の栄養となりたい。
誰か、私達を切って材木にし、次世代の家に使って欲しい。
私達の年輪はひん曲がっているかもしれない。
あるべきところにはなくて、ちょっと「ここかい」と言うところに節となっている。
寒い暑い、今年は豊作でも去年は凶作だった。そのたび、年輪は厚く薄くなっている。
なにしろ、風通しである。
さわやかな風が通る、そんな会社で世間でありたい。
私達は、「しがみつく老人」ではないのです。
役割が終われば、朽ちて死んでいく。切り株に新しい芽が出れば本望です。
借景は 遠きと近き 結ぶ里
2020年11月11日