故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

荒唐無稽

2020-11-03 04:06:36 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「博多男のこころいき」です。
祭りに夢中になる旦那衆。留守を預かるおかみさん。
板子一枚地獄海を生き抜く男たちの壮大な祭りです。
櫛田神社に奉納されている山車から想像しました。


今年の蜂谷柿は豊作である。
我が家でも10個ばかりを吊るすことにした。
この時期は湿気が強く、外干しでは間違いなくかびることだろうと、熱湯をくぐらせて室内に干した。
(10月18日時点)
ほとんどの蜂谷柿が色づいた。カフェの大家さんの柿を収穫した。
腕が数段階伸縮して、柿がついている枝を切断し、しかもその枝をホールディングできる器具がある。
妻と二人で、200個近く収穫した。
柿30-40個と野菜(大根、インゲン豆、ピーナッツ(大まさり)ネギ、里芋、鷹の爪)を
都会の友人3人に送った。都会では、柿を吊るす場所に苦労する。このくらいの数が手ごろだろう。
送料を節約するために、総長120cmのダンボール箱(10Kg入り)に梱包した。
(11月3日に追加記述)

今日のタイトルは、「荒唐無稽」です。
荒唐無稽とは、
言説や考えが、とりとめなく根拠のないこと。でたらめ。
(広辞苑より)
毎日のように、ブログをアップしている。
荒唐無稽にならぬよう気を付けてはいるが、独りよがりの記事や考えに陥ることも多い。
普遍的なことは書けぬまでも、少しだけ爪痕を残したいと考えている。
私の爪痕とはなにか。
生きる証とでもいうのだろうか、日々感じることを深くしたいと書き留めている。
明日思い出そうとしても、このような考えに至らないと何度も経験した。

しかし、荒唐無稽では伝わらない。

地域おこしの仕事に、広報活動が含まれることが多い。
それが、地方創成につながると考えられている。
こんな素晴らしい景色がある。一生懸命生きている人がいる。
これだけでは、読者に判断をゆだねることになる。
どうして花を植え熊を駆除するのか、根拠が分からない。
生活のなかで、私はこうしたい、こうだったら良いな。
その具現化の努力も伝えなくてはならない。

なにしろ、書き手の力量が試される。
アナウンサーであれば、いつもより口を大きく開けてゆっくりと話す。
作詞家であれば、詩の情景を物語に変える。
受け手が、詩から自分の中にある情景に想いを馳せる。
(ここまで、10月18日に下書きとして残っていた。最後まで書くことにする。)

常々、リスクを伴わない活動は、迫力に欠けると考えている。
読み手の生活に影響を与える記事を書きたい。
里の生活が、のどかで美しく報道される。

緑を保ち、自然に寄り添うような生活を、読者に伝わるよう表現するのは容易ではない。
私のリスクの取り方は、里の村人と同じように暮らすことに始まる。
筍が猪に掘られ、収穫時には何も残っていない。人々は、電気柵の中で野菜を作る。
いつしか、筍が電気柵の中ににょきにょきと生えてくる。筍が収穫できた。
喜ばしいが、今度は竹害が心配だ。
竹の地下茎(地下30cmを這っている)を退治しようと掘り続けた。
掘った総長が60mでは、笑えない。
梅が収穫できるのは喜ばしいこと。桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿。
梅だけでなく、果物の枝は天に向かって伸びていく。
手が届く範囲に枝を管理するのは容易ではない。
脚立の上り下りができなくなったら、果樹農家を引退しなければならない。
それが、大変なのである。
収穫シーンを伝えるだけでは、片手不足と考える。
他人の苦労を実感する。なんでも苦労があるから、仕事を達成した時の喜びが生まれる。
すべての人が、なんでこんな苦労をするのか毎日自問自答する。
今年も、実りを迎えられ、皆で祝おうかと祭りが神事になる。

感動を写真で伝えたい。
一枚の写真を撮るために、奥山に入り、一瞬を逃さぬために何時間もかかり何百枚も撮った。
それが、伝わる写真に感動する。コメントが少し添付されてれば、尚伝わりやすい。
私は、感動を切り取りたいと絵手紙にする。感動に2時間の葛藤を付け加える。
似ている似ていないでは済まさない。この人の良さを表現したい。
若くなくても美人です。生きてきてよかった。こんな想いを切り取りたい。

荒唐無稽の言葉が続く。ラジオのパーソナリティーも色々です。
有名人を起用するのも、皆が知ってるこの人はどう表現するのと、素人より一枚上から始まる。
短い言葉で、食レポや情景描写をする。
常日頃、優れた日本語を読み、暮らしの中で話す練習を積み重ねている。
聞いていて心地よい。沁みるように、言葉が落ちていく。

自分の言葉に責任を持つ。
私は、呆けぬよう練習を続けている。

奥山で 姿見えぬが ほーほけきょ 

2020年11月3日



コメント
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