故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

爪に火を灯す

2020-11-20 05:29:16 | よもやま話

似顔絵のタイトルは、「あんたが大将」です。
頑張りなはれ。


やっても、やっても不満が残る。
愚痴のうちは、救われる。不満解消に走ると潰される。
私の記事に癒された。沁みましたと言われる人に会った。
ブログを書いたとて、読んでくれた記事数に応じて課金されるわけではない。
すべての努力が報われると信じて疑わぬ人は、お人よしである。

今日のタイトルは、「爪に火を灯す」です。
意味は、
けちでろうそくを買わない、あるいはろうそくも買えないほど貧乏なため、
ろうそくの代わりに爪に火をつけて灯りをともすことから。
「爪に火を灯す」とも書く。
『尾張(大阪)いろはかるた』の一つ。
(古語辞典より)

対価を求めると、不満が残る。
無償のサービスなんてありえない。
「ありがとうございました」と客に頭を下げる。
頭を下げたからと言って、収入が増えはしない。
では、頭を下げるのは何故?
小さいころから、そう教えられてきたからでは、理由にならない。
対価を求めない、心底助かった、これでまた生きられる。
大げさに言うと、そんなことです。

少ない努力で、大きな収入を得る。
自分の査定が80点(100点満点)としたら、半分の40点が客の評価です。
頭を下げて、5点くらいあがるかもしれない。
客は、一瞬気持ちが良かった。

正しく評価されないからと言って、「爪に火を灯す」ような冒険はしないほうがよい。
自ら「けち」になる必要がない。
例え、貧乏でもやってはいけない。
他に、灯を得る手段はあるはずです。蛍の光だって、月明かりだってよい。
頭を下げて、客の心に火を灯す。
客の笑顔で、自分の心にも火が灯る。
商売は、そんなきれいごとではありません。
手を揉む動作は、客の横柄な態度を揉み殺すためと聞きました。
商いは、飽きないから続けられるとも聞きました。

カフェは赤字続きです。
コロナのせいにしたくなります。
こんな「無駄」なこと、やめた方がよい。
自分の金をつぎ込んで、いつ来るか分からぬ客を待つ。
そんなに待つのが嫌なら、入り口に「電話番号」の書置きを吊るしたらよい。
「お客さん、待たせてごめんね。すぐに参ります」と好きな畑仕事をしたらいかがでしょう。

「去る者は追わず来る者は拒まず」です。
辛抱強く、チャンスが巡ってくるのを待つのです。
少しずつ、相手の息が上がる、ここが勝機と全身の力を注ぐ。
相撲取りの話でした。
視点を変えることです。
商売(仕事)をやってるからには、なんらかのメリットはあります。
メリットは、目に見えるものではありません。
深呼吸をして、心穏やかに「今日も生きられた」と寝床に着いたとき思うことです。
逆に、無償の努力ほど高いものはない。
気分が良かったから、同じものを買うなら、あのコンビニのあの人(女性が多い)から買いたい。
少し余計に歩いても、客は足を運びます。
捨てたものではありません。

悩むより すぐにかかれと  Gafa言う

2020年11月20日 



コメント
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