故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

娘を嫁に出す

2016-03-29 06:51:56 | よもやま話


我が家のおひな様です。
ベランダにひそと生きています。
「これからぞ」とタイトルをつけました。
寒い冬をじっと耐えています。



今日のタイトルは、「娘を嫁に出す」です。
私には、娘が3人います。
どの子も個性豊かです。
それは、親だからいえることです。
人から見れば、どの子も似たような女の子として育ちました。

長女は、パイオニアでした。先頭をきって、親と葛藤を繰り返してくれました。
一番かわいがったと思います。なにしろ初めての子で手をかけました。
いじくりまわしたとも言えます。良い子でいなくてはとプレッシャーを感じていたと思います。
いろいろとやってくれました。嫁に出した時は、ほっとしたものでした。
旦那を連れて我が家に帰ってきた時は、心底がっかりしました。
この子にとって、親が反面教師でした。多くのことを親から学んだことでしょう。

次女は、石橋をたたいて渡るような子でした。
長女の奔放は、彼女の生きる教科書でした。
これをしたら、親に怒られる、褒められる。を感じる子でした。
出かける時、いつも洋服が決まりませんでした。
完璧主義者として育ちました。
一つ躓くと、それが命取りになるような性格でした。
この子は、大人になってから初めて自分の足で歩くようになりました。
当然、失敗を繰り返しました。今でも世間知らずです。
唯我独尊とも言えます。失敗を繰り返したことが、この子の厚みを増しました。
やっと、石橋もすすっと渡れる子になりました。

長男は、今日のタイトルの主旨から外れます。飛ばします。

三女は、良くできた子になりました。
おまけに生まれて来たような子でした。
学校で、「思い出づくり」の宿題が出ました。
載せる写真が本当に少なかった。誰かと映った写真を使っていました。
親もほったらかしでした。一人で育ってくれました。
いや、上の三人が育ててくれたとも言えます。
家族の和を大事にする子になってくれました。
長男のお姉ちゃんのようです。
長男は、この子に頭があがりません。

次女が嫁に行きます。
そんな時があの子にも来たかというのが、実感です。
素直に良かったと思います。
幸せになるんだよと応援したくなります。
段々、子どもにしてやれなくなりました。
一人で、段取りをしています。
男親一人では、限界があります。
細やかさにかけるのです。
しかりながら、ごめんねと心の中で話しています。

今日は、次女の婿さんの家族と「顔あわせ」です。
あの子に迷惑をかけないよう、慎みながら堂々としていましょう。

娘を嫁に出す。
亡きかみさんに報告してやらなければなりません。
あの子もやっと嫁に行きますよ。
婿さんに会ったけど、素晴らしい男だったよ。と。

冒頭の絵は、娘へのはなむけです。


頑張れよ 帰って来るな いちご雛

2016年3月29日


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