故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

絵のタイトルは、「夫唱婦随」です。
50年ぶりに訪ねた恩師の奥様から、庭に咲く寒あやめをいただいた。
ホテルの水差しに刺して、絵手紙にした。
かげふみに 興じた熱と 日向ぼこ
私が大事にしていることは、「分ける」ことです。
今日のタイトルは、「分ける(Part2)」です。
島で猪が獲れた。
解体を手伝って、猪肉を10Kgもいただいた。
二人では、とても食べきれないし、保管のための冷凍庫も大きくない。
東京に少し送り、秋田のマタギ衆にたくさん送る。
私達には、1Kgでも多すぎる。
東京の人には、珍しい。食べ方をいろいろ伝える。試して合点とはいかない。
秋田のマタギ衆には、肉の捌き方や食べ方の説明は不要です。そして大歓迎です。
東京からは、店で買った物がお返しで届く。
マタギ衆からは、山で採った山菜と茸が届く。食べ方も教えてくれる。
田舎では、安全を見て多く作り過ぎるのが普通です。
採れ過ぎて、土に返すのも「分ける」かもしれない。
いやいや、捌けるひとに分ければあとの心配はいらない。
分けられても返すものがない。
だから、いただき物も困りものとなります。
今は返すものがない。
返す時が来ても、返す人がもういない。
次の世代に返せばよい。
必要な人に分ければよい。
物でなくても、知恵で良い。
2022年11月3日
2020年11月6日投稿記事、「分ける」では、
「「分ける」構造や仕組みを作るのが、企画者です。
参加する人は、役目をいただき終わったら、「今度は何を手伝いましょう」と自ら名乗り出る。
これが、祭りの基本です。やって当然、やらせていただいて嬉しい。来年もと続きます。」
(記事より抜粋)
もっと気に入っているのは、
2020年12月18日投稿記事、「持ちつ持たれつ」です。
「通りがかりの雑貨屋さんに、「これを」と抱えられるだけの新鮮野菜をあげる。
後日、売れ残ったからとおしぼりの山が届いた。決して売れ残ったものではない。
余っているものと労力を分けることができたら、世の中の潤滑剤になり得ることだろう。
それには、困っている人と助けたい人をつなげる世話焼きが必要である。
私達のカフェには、情報が集まる。つなぐことができたらよい。
それが、地域にあるカフェの役目と考える。」
(記事より抜粋)

絵のタイトルは、「あんた誰、私ね」です。
どこに行っても、言われることは同じです。
三年もいれば、旧知の仲です。
食ってみて 苦けりゃ吐けと 親鳥が
今の若者たちは、将来に不安を抱えている。
失敗してはいけない。
消費を抑えて、新入社員の頃から将来を見据えて貯金をする。
消費をしないから、物が売れず、企業の経営状態が悪くなる。
在籍している企業に残るも、思うほど給料は上がらない。
負のスパイラルと言われています。
今日のタイトルは、「転職への恐怖」です。
転職は、望まぬ仕事に挑戦することである。
転職後3年間は、その会社の本業は回ってこない。
転職での給料アップは、自分の時間の切り売りの代償である。
会社は、転職者に組織とノーハウを一時的に提供するだけである。
転職したからには、それまでの経験をすべて生かす。
あとは自由にやれるか試される。
最初は、自分は何ができるのか、したいのか分らぬままに会社を辞めました。
社会に出るのが三年遅れて、同い年の上司を越えられないと言うのが動機でした。
3人目の子供が産まれた時、経験が無いサービスの仕事をすることにしました。
転職した外資系会社で、人材が手薄な仕事が次から次に回ってきました。
9年間働いた前職の経験が活き、力を発揮できました。
外人の方がマネージャーでしたから、日本人はどこまでもサポーターでした。
一年がかりで、エンジニアリング会社に転職しました。
給料が上がるにつれ仕事の内容はきつくなり、働く時間も増えていきました。
エンジニアリング会社に10年勤めてリストラされました。
10年前に辞めた外資系の会社にマネージャーとして再転職しました。
マネージャー職を解任され、クレーム処理係が回ってきました。
クレーム処理が終わったら、営業職に回されました。
到底届かない売上を確保するために、エンジニアリングの仕事を受注しました。
年初にコミットした目標を達成することで、10年間働くことができました。
リストラされた会社に、外資系の会社と大きなプロジェクトをやるために戻りました。
残念ながらそのプロジェクトは頓挫し、もう一度リストラされました。
20年間で、同じ会社2社を行ったり来たりしたことになります。
両社で、プロジェクトを請け負った会社にエンジニアリング責任者として再就職しました。
転職前は、リスクは個人が背負うと思いがちです。
転職後は、受け入れる会社にとってリスクです。
転職に怖気づく負のスパイラルは、国家のリスクです。
畑が違う職でも、体系は同じです。
Aの会社の悩みは、Bの会社の悩みでもあります。
営業では、5%の成約率でした。
あとの95%は、次の挑戦のためのよい勉強になりました。
負のスパイラルをブレイクするには、
国家と個人がそれぞれリスクを背負わなければなりません。
「転職の恐怖」なんて言ってられないのです。
案外、産むがやすし。
リスクに挑戦してこそ、道は開かれます。
2022年9月18日

小学4年生の女の子です。
この娘の似顔絵を20枚描きました。
渡すとき、「ごめんね、あなたの顔をうまく画けなかった」と謝りました。
「伝わりました」(絵のタイトル)と小さなメモをくれました。
さて、皆さんお待たせしました。
充実人生を生きておられますか。
今日のタイトルは、「こんなことがしたかった」です。
新型コロナのワクチン4回目を受けました。
猛暑のなか、汗をかきながら寝させていただきました。
草刈も釣りもゴルフもやりません。
クーラーをつけ、映画「バッテリー」を視ました。
登場人物のそれぞれの一生懸命を感じました。
良い映画でした。
私は、こんなことがしたかったんです。
言い訳をしたらきりがありません。
したいことをまっしぐらに生きる少年の心に触れました。
迷い道の若い頃でした。
二度とやりたくない過去でした。
出来るなら、もう一度やってもいいかなと思います。
今度はうまくやってやる。
持ってるものをすべて吐き出せるような気がします。
こんなことがしたかった。
気づけたのは幸せです。
2022年8月1日

絵のタイトルは、「悠久の刻(とき)」です。
太古から 種は変わらじ 我の手に
今日のタイトルは、妻が「種を集める」です。
大きな枇杷をいただいた。
甘さひかえめだが、しっかり種を残している。
野菜の種、花の種を菓子箱に入れて保管している。
別の箱には、余った去年の種が保管している。
苗で買うより時間はかかるが、お得で楽しいらしい。
最後は、面倒くさいと全部撒いてしまった。
残った種だが、発芽勢が高く全部芽を出した。
愛おしくてたまらない。
何処にか植えたい。
相談されて、畑のやりくりと草取り鋤おこしは私の役目となる。
東北育ちが、島でも芽を吹く。
沖縄酒造組合主催の東南アジア視察旅行に参加した。
ある泡盛蒸留所の社長は、果物を美味しくいただいた後、種をポケットに入れる。
沖縄に帰り、庭に種を蒔く。
見事に育ち、南洋植物で庭が狭し。
美味しくて、大きめの野菜や果物を次世代のために保管する。
里芋なら、一番大きくて美味しそうなもの。親芋の大きいもの。
そう、友人から教えられました。
私達は、美味しいものから食べつくし、残り物を種にする。
2022年7月2日

絵のタイトルは、「さざ波」です。
きれいな湖面を揺るがすさざ波になりたい。
風景を変えるさざ波で良い。
塩梅が 料理の基礎は 子ども舌
私は、この島の出身である。
つまり、Uターン組である。
私が住む近所にも、多くのUターン組がいる。
昔、シティーガールだった人も畑の草をむしっている。
その人は、道具(カンリキや草刈り機)を使おうとしない。
道具を使ったら、すぐに終わってしまうから。
日がな一日、草をむしる。
今日のタイトルは、「点から点の生活(Part5)」です。
Uターン組に共通するのは、効率よく農業をし、余った時間は趣味を楽しむ。
私の農作業は、自分の畑が半分、他人の耕作放棄地に半分の労力を使っています。
時間が不足するはずです。
点(自分の畑)と点(自分の家、自分の趣味)を結ぶ生活では、田舎は守れません。
90歳を超えても畑仕事をやりたいけど、
家族の勧めに納得し、家で、デイケアで過ごしている。
そんな老人の畑は、すぐにわかる。
果物のなる木を植えている。
草や木が生えていても、放棄年数が少ない。
点と点を結んでいたんでは、害獣を遠ざけることが出来ない。
私は、持ち主の許可をもらって耕作放棄地の草を刈る。
彼ら(害獣たち)が、身を隠す場所を取り払うのが目的です。
草を刈った後は、カンリキで耕す。
「昔からこうだった」が見えてくる。
耕した後に、野菜を植える。
果物(例えばオリーブなど)を植える。
または、花(仏花がよいかな)を植える。
たまに、隠れる(持ち主の許可なし)ように草を刈る。
集中豪雨で、島の地形が変わってしまった。
畑が流れ、道が消える。
私は、耕作放棄地(自分の畑)に道を付けたい。
新たに作った果物を運び出すのは、体力不足です。
人一人歩ける道さえあればよい。
花(桜や果物以外の花木)を植えればよい。
孫に背負われて、年寄りも花を愛でる。
点と点に線(道)が生まれ、やがて面(未知の世界、花畑)になる。
飛鳥の時代からの桜の名所がある。
島だって、俯瞰で見える花畑があっても良いではないか。
だって、海から続く段々畑である。
海(下)からだって、俯瞰で見えるんじゃないかな。
老人が植えた梅の収穫のために、
アルミ製の長さ自在鋏(秘密兵器)と安全ベルト(「こんなところに」の斜面対策)を買った。
らっきょの収穫を手伝う。軽トラで運ぶ。
お礼にいただいた膨大な量のおすそ分けを都会の友人に送る。
都会の友人から、珍味が届く。
それも近所に配る。
全国各地の珍味を皆で味わう。
都会と線ができ、面が広がる。
都会人にも手伝わしてやるか。
「点から点の生活」へのささやかな抵抗です。
そのうち、「なんとか効果」となって、化学反応が起こるかもしれないでしょう。
化学反応を助ける触媒や、食べ物を美味しくする酵素になれるんじゃないかと期待する。
2022年6月3日