故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

絵のタイトルは、「ねえあんた、なあおまえ」です。
インターネットとAIが進んでも、人間の大事なものは救われない。
今日のタイトルは、「孤独」です。
私たちは、小さな家族です。
24時間一緒の生活です。
一人になりたい時があります。
時間差生活をしています。
家庭内別居生活も解決策です。
私は朝が早い、妻は宵っ張りです。
カープの試合やゴルフメジャーの中継があると、体調を崩します。
インターネットがあって、情報を取得するにはとても便利です。
広辞苑は不要なものになっています。
インターネットには、見たくない情報がついてきます。
誹謗中傷や詐欺も混ざります。
広辞苑は、こんなこともあったのかと気づきます。
怒りをぶつける相手を常に探している。
老人だけとは限りません。
執着、孤独感、自己顕示欲が原因と言われています。
物を捨てられない。
無視されたくない。
物差しに照らし、認められたい。
例えば、火星探査のためにシミュレーションをする。
365日、同じ場所に同じメンバーで隔離される。
世の中に必要とされていない。
単調な生活でストレスが増し、認知症になりやすくなる。
私たちは、自然の近くで生きています。
畑に草が伸びれば刈る。
虫がつけば取り、予防する。
私たちは、自分の役割を見つけます。
大きな褒美です。
便利になればなるほど、孤独感は募ります。
助けたり、協力しなくても、ことは始まります。
落とし穴に気づき始めています。
巻き込むではなく、分けることだと、
自分探しを続けています。
2023年7月25日
孤独とは
みなし子と老い子なき者。
仲間のないこと、ひとりぼっち。

絵のタイトルは、「いい男いないかしら」です。
ゴーヤさえ 風にさまよい しがみつく
今日のタイトルは、「命の叫び」です。
水を体にぶっこむような毎日です。
水分はなんだってよい。
そして吹き出すように汗になる。
ちょっと不健康で、健康な証拠です。
一日中とはいきません。
元気な子供や
どうしても働かなければならない大人の半分です。
あとは、ひたすらじっとしています。
それでも不足なら、かまわずクーラーをつけます。
あちこち痛い。
働かなくてもよい。
こんな嬉しいことはありません。
がむしゃらに頑張った。
なんだっただろうと、今は不思議で複雑な気持ちです。
川底の砂を掘り続けました。
普段はやらぬ年寄りが、
よーやるのう。
私は、休みながらスコップで掘り続けます。
田舎のプレッシャーは、自然から。
人から受けることはありません。
満員電車もハラスメントもありません。
星が東から西へ、私を追いかけます。
何をそんなに急ぐのか。
愛でも金でもない。
命の叫びとしか言いようがない。
2023年7月17日

絵のタイトルは、「あんた誰、私ね」です。
何のかかわりもない野鳩です。
家の下の畑は、山の畑より虫が少ない。
朝夕、雀が5-6羽訪ねてくれています。
野菜につく虫も刈り取った草の種も、雀の餌になっているような気がします。
今日のタイトルは、「耕作放棄地(Part2)」です。
地域おこし協力隊になって、自分は何ができるだろうと「自分探し」を続けてきました。
東北でも、耕作放棄地は多かった。
人口減少、世界中から食料を安く調達できるようになり、増えて行ったと思われる。
どうやれば耕作放棄地を再生できるか、東北で学びました。
少しの手伝いで、あきらめていた年配者が耕作を続行する。
何にも植えないが、毎日畑に行き草を抜く。
炎天下で働く婆様を家族が心配し、家に閉じ込めました。
その方は、楽になったと喜んでおられましたが、直に施設に入られました。
東北で知った事実でした。
島でも状況は同じです。
多くの年配者から、耕作を依頼されます。
この谷戸だけは守りたいと、持ち主の許可をもらって耕作を続けています。
その面積はあまりにも広く、草を生やさないために耕作しているのが現状です。
どうして無駄にも見えること(時代に反する)を続けるのか。
毎日、自問しています。
景観維持のためではなさそうです。
体力増強のためでもなさそうです。
草が伸び放題なのが気にかかる。
それだけのような気もします。
落ちているごみを拾うのと似ています。
切った木を薪にする。
風呂炊きでも、キャンプファイヤでもよい。
猪除けの柵にする。
ベンチを作り、誰かに使ってもらう。
ただ、草を刈るだけなのに、夢があります。
まだ、出来ておりません。
関わる面積が広がり、草刈で精いっぱいです。
東北の時と違うのは、無限の壁を見ていることです。
自分にもよくわからない、無限への挑戦です。
落ちているごみを分別するように、耕作放棄地の草を刈れば資源になります。
大げさに言えば、地球温暖化に対する途方もない挑戦です。
それでも、長続きはしないでしょう。
体力に限界があるからです。
芸術を仕事にする人は、食料や換金物を作るわけではありません。
小説家や哲学者も同様です。
しかし、人々の琴線に触れる歓びを生産しています。
やる気を起こさせる。
心に平穏をもたらせる。
耕作放棄地に関わることも、そんなところに行きつくのかもしれません。
2023年6月27日
(あとがき)
今晩、マツダスタジアムでカープ vs DENA戦を観戦します。
楽しみです。
(筆者)
2023年2月27日の記事「耕作放棄地」では、
「無償でやることを勧めます。
お金をいただくと、時間に制限が出て、仕上がりに責任が伴います。
どこかで、「なぜ自分が」となり、根気が続きません。
無償となると、一種の挑戦に変わります。
自分は、どこまでできるかなと楽しむことです。」
(記事より抜粋)
耕作放棄地に関わる気持ちとして書いています。

小菅の蕎麦です。
難しいことは考えない。
ちゃんちゃらちゃん。
今日のタイトルは、「若いしで遊んどるのはわれくらい」です。
草刈を頼まれたよ。と話した。
床屋をやっている同級生がしばし考えて、言いました。
皆さん意味が分かりますか。
「若いし」って何歳まで?
確かに、「若いしみたいに、スピード出すな」と妻から注意されました。
「遊んどるとは」は、なにもしていないと言うことみたいです。
朝遅く畑に出ると、
草刈機をぶんぶん回しているのは、見た感じ先輩ばかりです。
畑の近くのスーパー農道を散歩している方々も先輩達のようです。
「若いし」の意味は、想像できた。
管理を任されている畑の先輩(94歳のおばさま)が、お礼にお金を置いていかれます。
受け取れませんと返すと、「この方が軽くてよいのだが」と情けなそうです。
老人車でビールやなにかお礼を持ってくるのは、重い。
しばし話されて、私達が焼いたパンとジャムを車のかごに入れました。
帰ったら忘れないで、取り出してね。
私やっ、そこまでぼけとらんと怒られます。
すみません。
同窓会の幹事をしている同級生が、最近ガードマンとして働き始めた。
あなたは農業かなんか?
「遊んでいる」と答えました。
耕作放棄地の草刈をしているとは、言えませんでした。
理解してもらえないような気がしたからです。
「若いしで遊んどるのはわれくらい」だから、草刈を頼みやすい。
釈然としませんが、ここはここです。
2023年6月12日

絵のタイトルは、「わかめかな」です。
自画像です。
ブログを開設して、丸9年が経ちました。
もうすぐ、10年目です。
その間、書いた記事が2319稿になります。
自己紹介の欄に、「現役のプロジェクトエンジニアー」と書いています。
「現役」を返上すべきかなと、考えています。
私達の年代では、「あっちのほうは、もうとっくに」と言う意味に使うことが多い。
眼、耳にきて次に来るらしい。
(藤沢周平作「たそがれ清兵衛」の久坂長兵衛(小林稔侍が役、いつも主流派)の台詞)
ブログを開設した9年前には、現役のプロジェクトエンジニアーでした。
今の職種はと聞かれて、「無職」とは言いたくない。
金を稼がない「自由業」と言いたい。
カフェを閉店した2年前から、年金生活者(Living on pension)です。
ペンション(洋風の民宿)とは違います。
記事のカテゴリーに「プロジェクトエンジニアー」をつけることは、なくなりました。
どこかに、後ろめたさがあるのでしょう。
まだ、小説を書きたいし、似顔絵も描きたい。
耕作放棄地の草刈をしたい。
島の「熊野古道」が見たい。
そんな観点からは、生涯「現役」です。
自動車学校の教官だった93歳が、お供(三歳犬)を連れて坂道を上がってきた。
この子がいないと、しゃべる相手がいない。
どっちが先なんて、心配無用です。
生きる先(一秒後)はすべて知らぬ世界です。
毎日、未来を追っている。
いわば、興味津々です。
人生を終結しない戦争に例えると、間違いなく「現役」です。
現役に代わる言葉をネットで探していたら、
「人生において、わたしは一日たりとも労働などしたことはない。
なにをしても楽しくてしかたなかったのだから」(トーマス・エジソン)
こんな言葉を見つけました。
ここまで達観はできないけど、近い気持ちです。
雑木切で力を使い果たし、昨日は日中布団に入り三時間ばかり寝てしまいました。
寝覚めると、また元気が出ていました。
東北から届いた山菜(たらの芽、こごみ、やまぐるみ(こしあぶらともいう))を
島の友人たち(7軒)に配りました。
こんなことでよいと考えるようにしています。
2023年4月20日
「現役」とは、
・常備兵役の一つ。常時軍務に服し、戦時部隊の骨幹とされる役種。
・現にある職務に従事して活躍している人。
・浪人に対して、在校中の受験生。
(広辞苑より)