楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

ザ タイム カプセル

2023年03月18日 04時25分23秒 | 日記
散歩の途中にある小学校の校舎の裏の道路に、
一団の人だかりがあった。

何が起きているのだろうと、
野次馬根性で覗くと、

金網の向こうに小学生が4人並んで、
掘った穴に土を入れている。

「どうしたのですか?」
周りの人に訊ねると、
「タイムカプセルを埋めているのですよ」の回答。

卒業時期の小学校で、思い出作りに何かを書いて、
タイムカプセルに入れて埋めているのだと、
納得できた。

「次の班!!」と誰か 男性の声。
「第四班入 ります」と男の子の声がして 、
女子3名男子1名がやってきて、
男子がスコップで土をすくって、穴に入れるポーズ、
女子も手に土を握って、穴に入れるポーズをして、
金網外の父兄たちが、一斉にシャッターを切る。

土を入れて、一連の行事は終わり、次の班へ・・・
後ろを見たら男子女子の一団がいる。

思い思いの将来の夢を書いてカプセルに入れたのだろう。
そこで周りを見渡して、名札をぶら下げた先生らしき人に聞いた。

「いつ開けるのですか?」
「20歳になった8年後に開けるのです。」
「えっ?!」とボク。
「六年後の成人になった時ではないのですか?」

すぐ後で、余計なことを言ってしまったと後悔した。
訊かれた人は、ただ首を横に振るだけだった。

みんな何を書いたのだろうなぁ・・・
帰途に就きながらアンジェラアキの「拝啓 十五の君へ~」
思い出して口ずさんだ。

アンジェラ・アキ 『手紙 ~拝啓 十五の君へ~ 2014』

     


コメント (2)
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