楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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雷門・仲見世・浅草神社(旧日光・奥州道中ひとり歩る記 10)

2013年05月15日 09時57分17秒 | ひとり歩き旅
(観光客でごった返す雷門)


(浅草寺の雷門)
浅草の雷門は有名であるが、
それは多分に真ん中にある「雷門」と書かれた提灯によるものではないかと、
長いことボクはそのように思っていた。
この山門と提灯、実はパナソニックの初代社長 
松下幸之助の寄付によるものであるとは、知らなかった。
よく見れば提灯の最下部「雷門」の文字の下に(松下電器)と書かれている。
松下幸之助が病平癒のお礼に寄付したものだそうだ。
何度も浅草寺を訪ねているが、こんな事も知らなかったので、
今回は細々と見てまわった。

「雷門」と言うのは、浅草寺の総門のことで、
総門の左右には、「風神」像、「雷神」像があるからなのだそうだ。
写真を撮るのが下手で、一寸見にくいがこの両神を見ていただきたい。
(風神)

(雷神)


仲見世が次の門―宝蔵門―まで続く。
人の波にもまれながら、仲見世に挟まれた参道を通るのが普通であるが、
今日は違った見方をしたいと思う。
(宝蔵門まで続く仲見世)

今まで何回となく浅草寺に来ているが、
仲見世の裏側を見るのは今日が初めて。
表の繁華な佇まいに反して、
裏は殺風景なことは予想していたが、
これほどとは思わなかった。

うらぶれた朱色のお店の裏門、出入りする仲見世の売り子たち。
言葉使いも裏と面では違う。
「お客様」と「客」。
「客が勝手なことを言っているが、
儲けさせてもらうから我慢しないとね」、など話している。
(仲見世の裏側)

(仲見世の裏側2)


そんな裏道が続いて、宝蔵門へ。
これは両側に仁王様がいて、
真ん中に「雷門」ならぬ「小舟町」の提灯がかかっている。
「小舟町」の提灯の両横に、「魚河岸」の提灯のようなものがぶら下がっており、
その外側に仁王様はいる。通常の「仁王門」である。
「小舟町」の提灯は日本橋小舟町より寄付されたもの。
また「魚河岸」の提灯、実は吊り灯篭であるが、
これは「魚河岸」よる奉納だそうだ。
(宝蔵門の提灯とつり灯篭)

(宝蔵門と五重塔)


「宝蔵門」と呼び習わしているのは、上部三層のうち二層に、
近代設備の防火設備を施した収納室があり、
ここに浅草寺の什宝物を収納しているから宝蔵門といっている。

この宝蔵門を潜り抜けると、浅草寺本堂があり左に五重塔が見える。
ここには「志ん橋」の大提灯が架かっているが、東京新橋組合の奉納。

(浅草寺本堂としん橋の提灯)

(浅草神社の鳥居)


本堂に御参りして、右に出ると浅草神社の鳥居があり、奥に本殿がある。
ここを三社権現社とも言って、三社祭のもとになる神社だそうだ。

聞くところによると、
浅草寺の本尊聖観音菩薩を隅田川から拾い上げた三人を祭神とした神社で、
三神を祭ることから三社さまとも呼ばれて、
有名な三社祭とは浅草神社のお祭りで、五月の中旬に三日間行われる祭礼は、
一生に一度は見てみたいものの一つです。

そもそも浅草寺は徳川家の祈祷所でもありました。
今では庶民の願いを祈る所になっていて、毎日訪れる人は多い。
その隣の浅草神社境内では、
「考えるのは誰でも出来る」で有名な猿、太郎次郎が演技をして、
大勢の人を集めている。

(浅草神社=三社さまの本殿)

(反省だけなら誰でも出来るの太郎次郎の猿回し)
コメント (8)
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