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楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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カミさんとボク 3 (369回の「愛しています!」)

2003年12月28日 17時27分00秒 | つれづれなるままに考えること
(369回の「愛しています!」)

先日、T大学病院の定期健診に行った。
毎月のことであるが、「どうですか?」と医師は聞く。
「特に異常はありませんでした」定例の挨拶はボク。
「今年は、喉にくる風邪、お腹にくる風邪が、流行っていますので、気をつけて!」
「有難うございます」とボク。
血圧を測り、血液検査結果を見て
「もう少し、運動を増やすか、食事に注意してカロリーを減らすか、頑張ってください」
首から腋の下を、
手探りで押さえてリンパ腺に異常がないか点検する。
上半身裸になって、お腹を押さえて内臓の異常をチェック、
股の付け根から太ももまで、
リンパ腺に異常が無いか手で触っていく。
それから、聴診器で、胸、お腹、背中と、何かを聴いている。
これも何時ものこと。
「来月、CT-スキャン撮りましょう。安心のために」
半年に一回ガンの再発が無いか、機械的にチェックする構えで、

退院後、もう二年が経過することになる。
「先生!告知を受けた日に、命は三年間あれば良い方、
と言ったのを覚えていますか?
もう、あと残り一年になりましたよ!」とボク。
「早いですね!摂生して、三年が五年になれば、
それだけ儲かったと思えば、好いでしょう。
その時期が来て、さらに五年十年と延びれば万歳ですね!」
医者は他人事だから気楽なもの。

本人はいつも三年を基準にしているのに。
特別な問題も無く検診を終わった。
今年のクリスマスの夜。
カミさんと夕食の時、
「きよしこの夜」の歌はどんな意味か知っている?と聞いてみた。

歌の「日本語訳の通りでしょ」

いえいえ、こうだと次ぎのように訳した。

♪清らかで、静かな夜。
いつものように、あなたを愛しています、と言って欲しい。
天国の雲のような、柔らかなベッドで、
生まれたままの赤ちゃんのすがたの、あなたを、
やさしく清らかに、愛しいつくしみ、
心安らかに静かに眠りにつくよう、
あなたを誘(いざな)いましょう♪

どのように意味を汲み取ろうと、
それは読者の勝手である。

ボクは、即興で自分の気持ちを伝えた。
詩とは全く関係ない勝手な翻訳である。
ただただ、あと369日の生命を思っての訳にした...

そして次のように提案した。
「これからは、お互いを呼ぶ時に、ファースト・ネームで呼ぶことにしよう!
そして一日に一回でいいから、
お互いに(あなたを愛しています!)をいうことにしよう!」
カミさんはこっくりと肯くだろう、と思った。
「今さら、そんなー」とカミさん。

命は、あと369日!
369回の愛の告白!話は途切れた。
さて、その後どうなったと思います?
皆さんのご想像にお任せしますが、ご意見が欲しいところです。

ロマンティストのHIDE-SANより
コメント
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