矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

台北の故宮博物院に行きました。

2013-02-24 21:39:01 | 日記
20年前にUSMLE Step 1を台北で受験し、その帰りに1日ぐらい観光しました。当時、タクシーを乗り継ぎながら、孔子廟に行ったり、有名な建物を外から見ながら写真を撮ったり、最後に故宮博物院に行って、走りながら
見たことを思い出します。ガイドブックを持っていく余裕がなかったので、知識がないまま行ったので、有名な
展示品などは全く知らず見ていませんでした。

今回、有名な展示品である「白菜」と「豚の角煮」をgoogleで確認しwikipediaで写真まで見て、2時間ぐらいの
限られた時間しかなかったので、これだけを見に行こうと思っていきました。

日曜日の朝8時30分から行き、今日は台湾の観光の日だったので無料でした。早朝だったので待ち時間もなく、
さっとお目当てのものが見れました。現地のbilingual(日本語と北京語)の方が歴史も詳しく案内してくださり、非常に勉強になりました。日本好きで日本の歴史も詳しい30代前半ぐらいの男性の方でしたが、平安時代の
ひらかなが女官が使用する文字であること、俳句の勉強もして、五言絶句や七言律詩と比べて文字が少ない、などのコメントがあり、展示品で書や印を見ながら、とても勉強になる時間を過ごしました。

真剣に自分の国に向き合うには、外から見ること、つまり相対化することが非常に有益であることを改めて思いました。

台湾の病院の規模の大きさ、世界最先端を実現している私立病院、交流した外科医の先生がたの臨床研究の経験や臨床レベルの高さ(世界最先端に匹敵)に驚愕と尊敬の念を覚えました。

日本が進むべき道は、やはり人的交流であることは間違いないことを確信しました。

シンガポール、タイ、台湾、インドネシア、インド、いろいろな近隣諸国とネットワークと信頼関係を維持して、
若手のトレーニングシステムをつくりたいと思いました。

韓国に行ったことがないので、ぜひ、Samsungの病院、3000床?ともいう巨大規模の病院や教育システムを見てみたいです!

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