矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

筑波大学・水戸地域医療教育センター Day 2日記

2014-06-03 22:31:21 | 感染症関連
今日は、異動後Day 2. ここ1-2週間はスケジュールが非常にタイトで体力勝負が続いています。

8時15分からのカンファレンスに間に合うように、徒歩25分程度を通勤しました。はじめての自宅からの徒歩出勤。通勤用のスニーカーを買おうかなと思いました。

火曜日は、グランドカンファレンスという総合診療科の新規入院などを中心とした教育カンファレンスがあります。本日初参加でしたが、1年目の先生がたのプレゼンテーションや2-3年目の先生のプレゼンテーションが主体と伺いましたが、非常によくまとまっており、クリ二カル・パールをきちんと押さえたプレゼンテーションばかりで、非常に感銘をうけ、勉強させていただきました。
もっとも感動したことのひとつは、簡潔かつ要点を押さえており、的確な用語を使用し、もれがすくない点です。病態生理をきちんと説明し、Working dianosisを明確に提示して、どれをrule in, rule outしたのかが経過のなかできちんと整理されたうえで提示されていました。”予定外受診”などの、患者がどういう状況で、どういう目的で受診したのかも、端的にわかる用語で表現されており、すばらしいと思いました。

”感染症”ばかりやっていると、”総合内科”を忘れますし、updateできないことが多くなります。こちらの施設で、”総合内科”の基盤をしっかりしたプレゼンテーションとサマリーで勉強(Update)し、生涯教育の一貫として続けられる感じで、とてもうれしく思いました。

正午前には、前職のオフィスから送った荷物が送付されて、”箱の山”になりましたが、今日の午後、大半を開けて本を本棚に並べました。書類などをどう整理すべきか悩みます。せっかくきれいなオフィスをいただいたので、きれいに整理整頓したまま過ごしたいです。不要なものをサクサク処分します。

新しい職場で、”グローバルヘルスセンター”を立ち上げ予定ですが、病院としての診療ニーズ、研修医の方の教育上のニーズなど、現状を教えて頂いたり、観察したり、直接お話を聞いたりしながら、
こちらの施設と地域のニーズとシステムに合った感染症の包括的な診療システムを構築します。

筑波大学・水戸地域医療教育センターDay 1日記

2014-06-03 22:01:19 | 感染症関連
6月1日付けで異動しましたが、異動後Day 1, Day 2あっというまに過ぎました。

6月2日月曜日は、つくば市の筑波大学・筑波大学附属病院にて新規採用の事務手続きあり、初めてつくば市の広大なキャンパス内に入りました。

新緑が新鮮で、素晴らしいキャンパスに感激しました。水戸から高速道路に乗っていきましたが、初出勤が高速で1時間程度であり、実は家族にも同乗してもらい一緒に行ってきました。
思いがけないハプニング(これは一生忘れることのない私たち家族の”ひみつ”になりましたが~)で、道中のお笑いのエピソードが思い出としてできました。。

のぼりの東京方面向きで、車の渋滞具合も読めないため、午前9時集合に対して、5時起き、6時出発にしていました。いろいろ出がけにしていたら7時前出発になり、ナビゲーションでなんとか8時すぎには到着見込みでしたので、通常通りに出発しました。予想外に車はすいすいと走り、筑波大学内の近くで渋滞していましたが、そこもなんとかクリア。キャンパス内で目的の建物がわからず、
結局、病院前の駐車場に行って、病院に入るのが一番と判断しましたが、それは正解でした。病院と大学の建物はつながっており、比較的簡単に到着できました。15分前に病院にいることは電話で連絡しておりました。Just-on-timeで、9時に集合場所に到着して、ほっとしました。

病院はとてもきれいで、紫色の大学章と建物の白色のコントラストが鮮やかに思いました。ツツジがきれいに咲いており、すばらしい外観でした。







いろいろな説明、オリエンテーション、とくに研究費の使い方や請求の仕方、出張書類の出し方などは非常に助かりました。だいたい前職と同じですが、こうしたオリエンテーションは事務手続きを理解して準備できるので助かりました。

総合大学のため、全学部のコースシラバス、医学部のコースシラバスをいただきました。ざっと目を通しましたが、非常に先進的で感激でした。文科省の事業でグローバル人材育成というのがありますが、筑波大学もグローバル人材養成コースがあり、英語コースが30個ぐらい記載がありました。すばらしい!と思いました。

また事務手続きも合理的に感じました。若手スタッフ用にも秘書業務サービスがしっかりしており、中央事務管理(?)のようにお見受けしました。秘書業務サービスがしっかりしていると仕事の効率は非常に上がりますので、システムを拝見するだけでも勉強になりました。

その後は、また車を運転して水戸に戻りました。Day 1は、午後すぎに病院に戻りました。御挨拶したり、お部屋に案内していただいたり。
新しいオフィスを頂いて、感激しました。


しっかり仕事させていただきたいと気持ちが引き締まりました。大学の大学章入りの白衣も頂きました。


お部屋には、とってもうれしいサプライズが。。。

自治医大のかつての教え子の方々が、素敵なお花のブリザードを送ってくださいました。思いがけないプレゼントに胸が熱くなりました。「どうもありがとう~」と手を合わせました。