矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

Mixed methodsの大家のシンポジウム 参加しました。

2013-10-20 23:36:25 | 医学教育
医学教育学のリサーチが滞っており、29日にskype meetingがあるのですが、agendaができていません。。。

そのため、少しでも頭を8月末の時点に戻そうと、Qualitative research, mixed methodsのシンポジウムに参加してきました。


午前中、体調があまりよくなかったため、午後から参加しました。というのも、すっかり忘れていたのですが、医学教育やセミナーを一緒に開催したりしている
仲間の先生をお誘いしておいたのですが、彼女から、参加していますか?と会場からemailいただいたことで、パッと起きて東京に向いました。

人の気分というのはいかに精神面に影響されるか、自分でも驚きました。今日はもうだるいしやめようかなあ、と思いつつ、参加費を1万5千円も支払っているので、やっぱり午後だけでも
メインスピーカのお話だけは聞いておこうか、と迷っていたところでした。

私の家族は、9時ぐらいからちゃんと自分で起きて朝食も食べて、コンピュータに向かっていて、私が10時頃ひとりで起きだしたときには、行くんじゃなかったの?と不思議がっていました。
とても柔軟な彼は、夜も遅くなってもいいから、と言ってくれて、夕食の段取りだけは言っておいて、出かけました。

今日は、無理してでも参加してとてもよかったです!!例によって、すかさずいろいろな方と名刺交換しました。

またmixed methodsのリサーチのバイブルのひとつとも言えるeducational researchの本を持参して、autography自筆サインをいただきました。





こういうのでもないと、なかなかmotivationが上がらないので、日常業務に加えてリサーチの駒を進めるには、driving forceが必要なのです。。

Dr. John W. Creswellという先生ですが、彼の1時間のセッションは、大変、素晴らしいものでした。教育のcontent expertでもあり、mixed methodsの創始者の一人でもあり、
教育理論に基づいて、contexualで、語りかける形のプレゼンテーションは、audienceを飽きさせず、かつインパクトが強く、内容が記憶に残りやすいように
工夫があちらこちらにありました。さすがだなあ、と思いつつ聞き入りました。

主催者の先生がたとも、有益なコラボレーションが今後できそうです。disciplineを越えて、いろいろな方が参加されていました。社会学や看護学、国際保健学、などなど。

Family medicineのUS Boardを持っている方や、米国人で日本語がぺらぺらの方や、興味深い人たちとのネットワーキングが楽しかったです。

今週は、明日は学生講義、火曜日水曜日東京、木曜日会議、金曜日はDr. David Schlossbergという結核の大家が自治医大にお見えになります。とても楽しみな週です。土曜日は医学部入試に関する国際シンポジウム。。。。その間にも、日程調整中の講演、学会スライド作成、abstractの最終調整などなど、サクサクどんどんこなさないといけない事案が満載です。

Time management 自体は得意なほうなので、サクサクやるぞ!という感じで、早く寝ます。。

世界一クラブ同窓生の交流

2013-10-20 12:09:03 | グローバリゼーション関連
1991年から始まった米国臨床留学のNプログラムですがすでに23年目です。私は5期生女性第1号ということで渡米させて頂きました。西元慶治先生の前人未到の先見の明ですでに160名程度が日米でキャリアを積んでいます。毎年7月から始まった米国の新年度からの所属先更新とアラムナイ交流のため名簿を送ってくださいます。すごい人たちがいっぱいで刺激的です。全米も最難関の施設にマッチして活躍されている方がいっぱいです。私の同期や前後の年代も多くがassociate or full professor and director が数名以上います。米国のfull professor も3名になりました。すごいことです。

高い志を持つ仲間たちと今後も切磋琢磨します!